中立アップラビンアップラビン(APP:中立)の将来性とは?目標株価110ドル達成!米国大統領選挙を考慮しポートフォリオからの除外を決定!
マイケル・ウィギンズ・ デ・オリベイラ- 本稿では、アップラビン(APP)の将来性を分析しつつ、目標株価である110ドル達成したことから、ポートフォリオからの除外を決定した理由を詳しく解説していきます。
- アップラビンをポートフォリオから除外する理由として、第3四半期の米国大統領選挙関連広告の影響による業績の不透明さと最近の勢いが続かない可能性を懸念しています。
- また、過去数ヶ月の経験から、投資パフォーマンスのばらつきを減らし、新規ポジションでは50%の上昇を目安に利益確定する方針を取ることでリスクの最小化に努めることにしました。
- 今後の戦略として、期待値が控えめで将来の成長余地が大きく、安全余裕率の高い銘柄への分散投資を強化し、ポートフォリオのアンダーパフォームを防ぎたいと考えています。
アップラビン(APP)に関して
アップラビン(APP)については、この度、ポートフォリオから除外することを決定したため、その理由を本稿で解説していきます。
また、過去数ヶ月間で学んだことや、この経験をどう活かしてより良い投資家になっていくかについても触れていきます。
今後は、投資パフォーマンスのばらつきを減らし、夏の間に経験した厳しいアンダーパフォームを減らすことを目指したいと考えています。
アップラビン(APP)をポートフォリオから除外する理由
私は、アップラビン(APP)を2023年8月15日に自身のポートフォリオに追加しました。
その時点では、同社の株価は52週の高値を付けていました。
そして、当時同社に関するレポートを執筆した際には、投資家の皆さんからは、株価が下がるのを待ってから買いたいという意見が多かったことを覚えています。
しかし、見ての通り、そこから約5ヶ月間、株価はほとんど動きませんでした。本当に厳しい状況でしたね。
(出所:YCharts)
当時の市場の反応としては、「アップラビンなんて聞いたことがない」「名前が変だし、アドテックの本命はトレード・デスク(TTD)だ」といった意見が多くありました。
しかし、私はその時、投資で重要なのは人々の最初の期待値だと説明しました。多くの人がアップラビンを知らないということが、逆にトレード・デスクよりも魅力的な投資機会になると考えたのです。
実際には、最初はトレード・デスクが優勢でした。ただ、今振り返るとそれも短い期間だったように見えますが、当時は本当に厳しい状況で、本音としては短いと感じる余裕は私にはありませんでした。
(出所:YCharts)
私はまだ誰も知らないビジネスにリスクを取って挑戦していましたが、その一方で、トレード・デスクのほうが投資先として魅力的と捉えられていました。でも、今振り返れば、自分の判断は間違っていなかったと思います。
なぜ今アップラビン(APP)をポートフォリオから除外するのか?
今回、アップラビン(APP)をポートフォリオから除外することを決めた理由は2つあります。
1. アップラビンの第3四半期の業績が、米国選挙に伴う広告需要の影響を受けているのではないかと懸念しています。通常、第3四半期はアップラビンにとって特に好調な時期ではないため、この新たな勢いが一時的なものに終わる可能性を慎重に見ています。
2. ここ数日から数週間にわたる皆さんからのフィードバック等も踏まえ、今後の新規ポジションは50%の上昇を目安に利益確定することにしました。マネーライオン(ML)やライフMD(LFMD)、ギガクラウド・テクノロジー(GCT)での損失が大きすぎたという皆さんの声はよく理解しています。
確かに、これらの株の多くは高値から50%も下落していますが、一方で アップラビンは1年間で150%以上のリターンを出しています。
また、例えばギガクラウド・テクノロジーに関しては、最初にポートフォリオに追加した時点から今に至るまで、株価はほとんど変わっていません。
(出所:YCharts)
しかし、ギガクラウド・テクノロジーがポートフォリオのすべてではなく、他の多くの銘柄が良いパフォーマンスを出していることも事実です。
ポートフォリオのアンダーパフォームを避けるために
ここ数ヶ月の経験から得た教訓を活かし、ポートフォリオのアンダーパフォームを最小限に抑えたいと考えています。そのためには、ポートフォリオ内の銘柄を積極的に入れ替えることが最も効果的だと考えています。
新たにポートフォリオに追加する銘柄は、投資家の期待が控えめである分、将来の潜在的な成長余地が大きく、十分な安全余裕率(安全マージン)を持つものにする予定です。こうすることで、厳しい局面を乗り越えやすくなると見ています。
アップラビン(APP)に対する結論
私はこの度、アップラビン(APP)をポートフォリオから除外することにしました。その理由は、米国の選挙関連広告が2024年度第3四半期の業績に与える影響を考慮すると、最近の勢いが続くかどうかに懸念があるからです。
さらに、他の投資での痛い経験を踏まえ、今後の新規ポジションは50%の上昇を目安に制限し、さらなるポートフォリオのアンダーパフォームを防ぎたいと考えています。この経験から、期待値の管理とリスクの最小化の重要性を学びました。今後は、急激な売りに備えて、安全余裕率の大きい銘柄に分散投資することに重点を置いていきたいと思います。
さらに、その他のアップラビン(APP)に関するレポートに関心がございましたら、是非、こちらのリンクより、アップラビンのページにアクセスしていただければと思います。
また、私のプロフィール上にて、私をフォローしていただければ、最新のレポートがリリースされる度に、リアルタイムでメール経由でお知らせを受け取ることが出来ます。
私のテクノロジー関連銘柄やエネルギー関連銘柄に関するレポートに関心がございましたら、是非、フォローしていただければと思います。
アナリスト紹介:マイケル・ウィギンズ・ デ・オリベイラ
📍テクノロジー&エネルギー担当
オリベイラ氏のその他のテクノロジー関連銘柄のレポートに関心がございましたら、是非、こちらのリンクより、オリベイラ氏のプロフィールページにアクセスしていただければと思います。
インベストリンゴでは、弊社のアナリストが、高配当関連銘柄からAIや半導体関連のテクノロジー銘柄まで、米国株個別企業に関する動向を日々日本語でアップデートしております。そして、インベストリンゴのレポート上でカバーされている米国、及び、外国企業数は250銘柄以上となっております。米国株式市場に関心のある方は、是非、弊社プラットフォームよりレポートをご覧いただければと思います。