アイクストロン / AIXA：AI・半導体銘柄の最新の2024年第1四半期決算速報と今後の将来性（Aixtron）
ダグラス・ オローリン- アイクストロン（AIXA）は2024年4月24日に2024年度第1四半期決算を発表している。
- 同社の炭化ケイ素市場におけるコモディティ化の予測は的中し、基板やデバイスビジネスよりも、より効率的なマルチウェハー・バッチツールが支持されている。
- 2018年に設計されたマルチウェハー・バッチツールは、低コストで高い生産性を提供することで、現在の市場の課題に対応している。
アイクストロンの2024年第1四半期決算に関して
アイクストロン（AIXA:GR/AIXXF）について深く掘り下げるつもりはないが、炭化ケイ素市場のコモディティ化に関する下記のコメントに関して、私はまったくその通りだと思う。
炭化ケイ素企業向けのツールは、実際の基板やデバイス・ビジネスよりもずっと良くなるのではないかという推測は、おそらく正しいと見ている。
（原文）We anticipated cost pressure and commoditization in the silicon carbide market from the beginning, and our expectations are now being confirmed. This was the reason for us to design for a multi-wafer batch tool all the way back in 2018. I would even go so far to say that the current market situation with increasing price pressure on silicon carbide devices put strong focus of our customers on selecting the most productive equipment with the lowest cost per unit, which is what our multi-wafer batch tool is offering.
（日本語訳）私たちは当初から、炭化ケイ素市場におけるコスト圧力とコモディティ化を予想していました。そして私たちの期待は今、確信に変わりつつあります。これが、2018年にマルチウェハー・バッチツールの設計を行った理由です。炭化ケイ素デバイスの価格圧力が高まっている現在の市場状況により、当社の顧客は、最も生産性が高く、単位当たりのコストが最も低い装置を選択することに強い関心を寄せており、これは、まさに当社のマルチウェハー・バッチツールが提供するものです。