強気アップラビンアップラビン(APP)目標株価は350ドル!最新の2024年第3四半期決算分析を通じて今後の株価見通しに迫る!
マイケル・ウィギンズ・ デ・オリベイラ- 本稿では、注目の米国テレヘルス企業であるアップラビン(APP)の2024年11月6日に発表された最新の2024年第3四半期決算分析を通じて、同社の目標株価、並びに、今後の株価見通しと将来性を詳しく解説していきます。
- この度、アップラビンをポートフォリオに再追加することを決定し、同社の強力な成長とAIを活用した広告最適化技術AXONプラットフォームの成長可能性に期待を寄せています。
- 2025年まで年平均25%の成長を見込み、2026年初頭までの目標株価として350ドルを設定しており、特にeコマース分野への拡大に期待しています。
- 足元の同社のバリュエーションは予想フリーキャッシュフローの25倍で、強力な成長軌道を反映した合理的な評価であると見ています。
アップラビン(APP)を再度ポートフォリオに追加!
この度、ライフMD(LFMD)をポートフォリオから除外し、再びアップラビン(APP)を追加することにしました。
この決断が多くの読者(おそらく大多数ではないでしょうか?)に驚きや不満を与えることは承知しています。
今年、2024年を通じて私はたびたび賛否が分かれる決断を下し、多くの方に不満を感じさせてきましたが、その一方で一定の支持も得てきたと感じてはおります。
すべての方を満足させるのは困難であることは理解しており、その決断と事実を受け入れるしかないと感じております。
結論から申し上げると、かつて私はアップラビンの強力なサポーターでした。
「レーティング一覧」のページでもご覧いただける通り、私は同社を2023年8月15日に40ドルでポートフォリオに追加し、2024年9月13日に1株あたり108.93ドルでポートフォリオから除外しましたが、今では株価は215ドルを超えています。
また、ポートフォリオからの除外を決定した際には、下記のレポートを執筆しておりますので、関心がございましたら、インベストリンゴのプラットフォーム上より、ご覧いただければと思います。
アップラビン(APP:中立)の将来性とは?目標株価110ドル達成!米国大統領選挙を考慮しポートフォリオからの除外を決定!
また、その他のアップラビン(APP)に関するレポートに関心がございましたら、是非、こちらのリンクより、アップラビンのページにてご覧いただければと思います。
今振り返ってみると慎重過ぎた判断であり、誤りだったと感じています。
しかし、一方で、大事なことは、自分の間違いを認め、前進することだとも考えています。
では、私がアップラビンを改めてポートフォリオに追加した理由を詳しく解説していきます。
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アップラビン(APP)を再度ポートフォリオに追加する理由
アップラビン(APP)の将来性には大きく期待しています。
同社には驚くほどの成長力があり、今こそ改めて投資する価値があると見ています。
以前、私は同社がリテール投資家の間で人気の「ミーム株」になる可能性があると述べましたが、創業者のAdam Foroughi氏は他のウォール街のCEOのように目立った行動をとらず、黙々と業務に専念しています。
私は同社を深く理解しており、足元の予想フリー・キャッシュフローの25倍のバリュエーションは魅力的であると考えています。
これは株価が40%上昇した現在でも変わりません。
昨日のオープン時の株価が約220ドルであることを踏まえ、2026年初頭までの目標株価として、1株あたり350ドルを新たに設定しました。
アップラビン(APP)の短期的な見通し
アップラビン(APP)は主にモバイルゲームとデジタル広告向けの技術ソリューションを提供しており、主力製品のAXONプラットフォームはAIを活用して広告配置を最適化し、広告費の効果を最大化しています。
このプラットフォームにより、広告主はターゲット層に効率よくリーチでき、投資収益率の向上が期待できます。
最近では、同様の技術を活用し、eコマース広告にも進出し、ゲーム以外のブランドに対しても高いリターンを提供しています。
同社の強みは、優れた自動化とデータに基づくインサイト、そして高度なAI機能による測定可能な成長を顧客に提供する点です。
短期的には、AXONプラットフォームの進化が成長を牽引し、モバイルゲームクライアントに大きな成果をもたらしています。
AIの継続的な進化により、四半期ごとに4〜5%の成長を見込んでおり、新技術の開発により一時的な成長も期待できます。
また、eコマース広告のパイロットプログラムも良好な結果を示しており、ゲーム以外の市場への拡大が見込まれています。
このプログラムが計画通りに進めば、2025年以降にeコマースが新たな収益源となり、コアビジネスの成長にさらなる層を加えるでしょう。
同社の資本配分戦略は、オーガニックな成長の促進、最小限のM&A、そして自社株の買戻しに注力しています。
最近では、20億ドルの自社株買戻し枠を追加し、発行株数を管理しながら株主価値を向上させるために積極的に自社株式を買戻しています。
ご覧のとおり、紫のラインからわかるように、同社の発行株数は昨年とほぼ変わっていません。
若く成長著しいテック企業でありながら、経営陣には十分な株式報酬(SBC)を提供しているにも関わらずです。
私はこの点にはとても満足しています。
アップラビン(APP)の最新の2024年第3四半期決算:2025年には売上高成長率は年平均で25%を予想
アップラビン(APP)の売上高成長率(%)
(出所:筆者作成)
アップラビン(APP)は11月6日に最新の2024年第3四半期決算を発表していますが、同社の成長率は驚異的です。
2024年第4四半期が前年比で37%も伸びるとの予想は、正直私の予想外でしたが、私だけがそう考えていたわけではなく、市場のアナリストの予測も同じようなものでした。
(出所:Seeking Alpha)
上記の図からも分かる通り、市場では同社の成長率は24%、せいぜい25%と予想されていました。
昨年の第4四半期がすでに非常に好調だったので、これは妥当な見方でした。
しかし、この勢いを考えると、2025年に同社の成長率が年平均15%に落ち着くと予想するのは現実的ではないように感じています。
実際、来年も同社が約25%の成長を見せても驚きません。
ただ、2025年の上半期は、前年の2024年第1四半期が前年比48%増という高い比較対象となっており、この点が今回のレポートの前に私が同社に慎重になっていた理由の一つでもあります。
要するに、今回の最新決算を踏まえて、同社の成長には本当に驚かされています。
アップラビン(APP)のバリュエーション:予想フリーキャッシュフローの25倍
アップラビン(APP)のバランスシートにはある程度の負債がありますが、これは以前からのことです。
このビジネスは強力なフリーキャッシュフローを生み出すため、負債が特別に大きな負担になるとは感じていませんが、財務基盤については注意が必要です。
潜在的な経営の柔軟性や制約についても意識しておくべきでしょう。
さて、ここで8月9日のレポートで私が述べた内容を振り返ってみましょう。
また、レポートの詳細に関心がございましたら、インベストリンゴのプラットフォーム上より、ご覧いただければと思います。
アップラビン(APP)の将来性は?最新の2024年第2四半期決算は業績好調も時間外で株価下落の理由に迫る!
こちらのレポートにおいて、私は下記のように述べています。
「現時点で、同社のEBITDAからフリー・キャッシュフローへのマージンは約73%です。これを考慮すると、2023年第3四半期のEBITDAのガイダンスに基づき、多少の誤差を見込んでも2024年の最初の9ヶ月で約12億ドルのフリー・キャッシュフローを見込めると考えています。そして、2024年第4四半期は選挙年に当たります。今年の第4四半期は広告業界にとって特に強力な時期であり、同社はこの期間に約18億ドルのフリー・キャッシュフローを生み出す可能性があると考えています。」
今振り返ってみると、慎重すぎました。
いや、慎重というより、間違いと言えるほどであったことを認めざるを得ません。
そして、今では、同社が今年のフリーキャッシュフローで20億ドルに達する可能性があると考えています。
続けて、上記のレポートにおいて、私は以下のように述べています。
「これらを踏まえ、2025年の見込みを約22億ドルに上方修正するのが妥当だと思います。私の仮定として、2025年に同社が前年比20%の売上成長を遂げるとします。これにより、フリー・キャッシュフローは2024年と比較して少なくとも25%増加すると予想されます。しかし、余裕を持たせるために、フリー・キャッシュフローが20%しか増加しないと仮定しても、2025年には22億ドルを達成する見込みです。」
上記からも分かる通り、私の予想は控えめすぎたようです。
同社のフリーキャッシュフローは、当初の見積もりよりも実際には30億ドルに近づく可能性があると思っています。
もしそうなれば、現在の時価総額が約750億ドルである今、株価は将来の予想フリーキャッシュフローの25倍で評価されていることになります。
アップラビン(APP)への投資リスク
アップラビン(APP)は急成長中のソフトウェア企業ですが、広告事業として見られると、ソフトウェア企業よりも低いバリュエーションを受ける可能性があります。
これは定量化が難しいですが、意識しておくべき重要な点です。
また、私の見通しは2025年に年平均成長率25%の成長を見込んでいますが、もし来年の成長率が15%程度に鈍化した場合、投資の見込みが大きく変わり、現在想定しているプレミアムも縮小するかもしれません。
アップラビン(APP)への結論
アップラビン(APP)に対して将来の予想フリーキャッシュフローの25倍のバリュエーションをつけるのは、同社の強力な成長軌道を考えれば妥当であるように見えます。
そして、これは、近年の著しい売上高成長率が証明していると考えています。
同社のAXONプラットフォームは、広告主に安定した高いリターンを提供しており、最近はeコマース分野への拡大も進めており、さらなる成長が期待されます。
2025年に向けて年平均成長率25%を目指す中で、AXONプラットフォームのAI技術の進化とeコマースの展開が成長の原動力となるでしょう。
そのため、このバリュエーションは、強力な成長を見せるテック企業として合理的なプレミアムを反映しています。
これらの成長見通しが実現すれば、2026年初頭までに同社の株価は1株あたり350ドルに到達する可能性もあると考えています。
以上の理由より、デジタル広告とeコマース市場での価値をさらに高めていることから、私は再度、アップラビンをポートフォリオに追加することにしました。
その他のアップラビン(APP)に関するレポートに関心がございましたら、是非、こちらのリンクより、アップラビンのページにてご覧いただければと思います。
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アナリスト紹介:マイケル・ウィギンズ・ デ・オリベイラ
📍テクノロジー&エネルギー担当
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