11/15/2024

今買うべきアメリカ株とは?来週以降に決算を控える米国株で注目の成長株5選!

a red and white rocket ship flying through the skyジェームズ・ フォードジェームズ・ フォード
  • 本稿では、「今買うべきアメリカ株とは?」という疑問に答えるべく、来週以降に決算を控える米国上場株式で注目の5つの成長株、並びに、私のポートフォリオの1つであるスイングポートフォリオの詳細を解説していきます。
  • 今後の相場変動を見据えた柔軟なポートフォリオ運用を進める一方で、私のスイングポートフォリオは既に42%のリターンを計上していることから、現在の水準で一部で利益確定を行い、再投資の準備を整えたいと思います。
  • 私をフォローしていただければ、最新のレポートがリリースされる度に、リアルタイムでメール経由でお知らせを受け取ることが出来ます。 私のテクノロジー関連銘柄やマクロ経済に関するレポートに関心がございましたら、是非、フォローしていただければと思います。

今後の決算で注目の銘柄5選!

今回の決算シーズンは非常に活発で、一部の銘柄が数時間で20~40%も急騰する場面が見られました。

こうした動きから利益を得るチャンスがあったかもしれません。

今回は、今後の決算発表で大きく上昇する可能性のある注目の5銘柄を取り上げていきます。

ただし、注意点として、決算に伴う株価の変動は予測が非常に難しいため、頻繁な取引は避けるようにしています。

私自身も今回紹介する銘柄にはポジションを取る予定はありませんが、最後の2銘柄についてはスイングポートフォリオへの追加を検討しており、その点についても触れていきます。

では、詳細に入っていきましょう。

オクロ(OKLO)

オクロ(OKLO)は、次世代の原子力エネルギー分野でリーダーを目指しており、小型でスケーラブルな原子力発電所を活用して、パワー購入契約(PPA)を通じて手頃なカーボンフリー電力を提供しています。

このモデルにより、同社は安定した収益を得る一方で、顧客は発電所の運用負担なしで安定した電力を利用できます。

同社は、データセンターや国防産業などから合計1350MWe以上の非拘束的契約を確保しており、米国内での核燃料リサイクルや段階的な発電所展開を進めることで初期コストを削減することを目指しています。

まだ投機的で資本を多く必要とする事業ではあるものの、強力なリーダーシップと戦略的パートナーシップに支えられ、長期的な成長が期待されています。

(出所:Seeking Alpha

企業のバリュエーションや成長性は評価できる一方で、現在のところ利益は出ておらず、依然として投機的な原子力関連株であることに変わりありません。

また、株価はすでにかなり上昇しています。

(出所:TrendSpider

チャートを見ると、株価は50日EMA(指数平滑移動平均線)上でサポートされており、期待が高まっているものの、MACDやRSIには大きな弱気の乖離が見られる点が気がかりです。

決算発表で株価が急騰する可能性もありますが、下支えとなるサポートラインは16ドル付近にあります。

アリババ(BABA)

アリババ(BABA)の株価は、最近中国政府の財政支援によって勢いが増し、主力であるeコマースの成長が期待されています。

成長の中心はクラウド事業と海外コマース事業で、それぞれ前年比6%と32%の成長を遂げています。

また、同社はAIツールの強化にも取り組んでおり、特に高度な翻訳サービスが東南アジア(Lazadaを通じた展開)での国際的な存在感を後押ししています。

予想PERが約10と割安で、収益基盤が多様なため、地政学的リスクはあるものの、長期的な投資先としての魅力が感じられます。

(出所:Seeking Alpha

株価は割安で高い利益率を誇り、投資家への還元が行われればさらに評価されるでしょう。

さらに、ウォール街のアナリストも強気の姿勢を示しています。

(出所:TrendSpider

10月に中国人民銀行(PBOC)が追加の金融緩和を発表した後、一度大きく上昇した同社株はその後調整し、現在は200日移動平均線とフィボナッチ50%の水準付近で落ち着いています。

RSIにおいて下値を割らない良好なダイバージェンスも見られ、今のチャート構成には期待が持てます。

また、同社は他の銘柄ほどボラティリティが高くない点も魅力です。

ビットディア・テクノロジーズ(BTDR)

ビットディア・テクノロジーズ(BTDR)は、BITMAINからスピンオフした企業で、ビットコインのクラウドマイニングを提供しながら、独自技術の強化を進めています。

米国、ノルウェー、ブータン(ブータンの水力発電を活用)のデータセンターが、グローバルな成長と持続可能性を支えています。

同社は大規模な研究開発を行い、高効率なチップを搭載したSEALMINERリグを開発しました。

このリグは2025年までに業界初となる5 J/THの効率を達成する可能性があり、垂直統合された体制、強固な財務基盤、競争力ある価格対ハッシュレートの比率が、今後の成長を後押しすると期待されています。

(出所:Seeking Alpha

また、足元の株価の評価額は適正であるように見え、成長の勢いも強まっています。

(出所:TrendSpider

現在、株価は新高値に近づいており、上値の抵抗が少ない状況です。

空売り比率は9%で、他のマイニング企業(例えばマラソン・デジタル・ホールディングス)はすでに決算を発表していますが、大きな動きは見られていません。

サポートラインは8ドル付近で、もし売りが入った場合、長期ポジションを追加するには良いタイミングかもしれません。

次のセクションでは、40%以上の上昇を記録している私のポートフォリオの1つであるスイングポートフォリオについて詳しく見ていきます。

好調な銘柄の一部で利益確定も考えています。

また、決算前に注目している2つの有望銘柄もご紹介します:

・パランティアと同業で、反転の兆しが見えている銘柄

・ここ6か月で10倍に上昇した後、最近の高値から売りが入っている宇宙関連銘柄

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2つの新規トレード(スイングポートフォリオ)

まずは、すでに注文を入れている銘柄を見ていきましょう。

ASTスペースモバイル(ASTS)

ASTスペースモバイル(ASTS)は、ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)やAT&T(T)との提携により注目されており、さらに来年の第1四半期には17基のBlock 2衛星の打ち上げが予定されています。

これにより、資金調達が進み、全米でのフルモバイルカバレッジ提供に一歩近づいています。

Block 2衛星は、Block 1の10倍の帯域幅を実現する見込みで、サービスの大幅な向上が期待されています。

同社の進展は魅力的ですが、キャッシュ消費や高額な設備投資、株主希薄化といったリスクも存在します。

それでも、独自の技術と成長のポテンシャルにより、多くの投資家にとって引き続き魅力的な銘柄であるようにも見えます。

(出所:TrendSpider

私は同社に17ドルで注文を入れていますが、まだ約定されていません。

株価は21ドルで底を打ち、その後は順調に反転しています。

今日の寄り付き後には、20日と50日移動平均線がクロスし、MACDもポジティブに転換する可能性があります。

本日の引けには決算発表が予定されているため、寄り付きで少量のポジションを追加するつもりです。

これは非常に投機的な動きですが、空売り比率が20%と高いこともあり、大きな値動きが期待できる場面であるように見えます。

スノーフレイク(SNOW)

スノーフレイク(SNOW)は、独自のデータウェアハウスエコシステムと顧客に合わせた消費型モデルにより、高い成長の可能性を秘めています。

このモデルはAWS、Azure、Google Cloudに対応し、柔軟な運用が可能です。

また、36億ドルの強力なキャッシュポジションと、AIやデータ分析市場に向けた積極的なR&D投資を行っており、今後の展開が期待されます。

リスクとしては、高額な株式報酬と主要クラウドプロバイダーとの競争がありますが、今年に入って一度大きく下落したものの、最近は株価が回復し、さらなる上昇の兆しも見えています。

(出所:TrendSpider

特に、底値からの力強い上昇により、20日と50日移動平均線を突破してクロスし、MACDもポジティブに転換しました。

AIやパランティア・テクノロジーズ(PLTR)に対する市場の関心が高まる中、スノーフレイクも注目を集める可能性があると見ています。

もし200日移動平均線を超えれば、160ドル近辺までスムーズに上昇する余地があるかもしれません。

そのため、本日少量のポジションを追加することにしました。

通常あまりこのような動きはとりませんが、リスクを考慮のうえ判断しています。

今回はスイングポートフォリオの5%をこのトレードに充てる予定です。

スイングポートフォリオの最新情報

スイングポートフォリオは現在、42%の上昇を記録しています。

スイングポートフォリオの詳細に関心のある方は、こちらのリンクよりご覧いただければと思います。

(出所:Snowball Analytics SAS

ニオ(NIO)の損切り

昨日、ニオ(NIO)は損切りとなりました。

サポートの下限まで下落し、今回は厳しめのストップを設定していたため、この結果は仕方ありません。

反転の可能性も残っていますが、現状ではイーロン・マスク氏とドナルド・トランプ氏の影響もあり、NIOの長期見通しはあまり明るくないように見えます。

ソーファイ・テクノロジーズ(SOFI)とテスラ(TSLA)の利益確定

ソーファイ・テクノロジーズ(SOFI)とテスラ(TSLA)のポジションをそれぞれ50%減らします。

(出所:TrendSpider

テスラは長期の目標価格にはまだ届いていませんが、大きな上昇の後に若干の反落が見られるため、ここで一部利益を確定することにしました。

(出所:TrendSpider

同様に、ソーファイ・テクノロジーズもさらなる上昇の余地はあると見ていますが、買われ過ぎの状態で勢いが少し落ちているため、利益確定を行います。

S&P500やナスダック100も12月には小幅な調整が入る可能性があると予想しています。

コインベース(COIN)

(出所:TrendSpider

コインベース(COIN)やクリーンスパークCLSK)も大きく上昇していますが、暗号通貨市場にはまだ上昇余地があると考えているため、これらは引き続き保有し、売却はしません。

もし暗号通貨が下落する場合、マイクロストラテジーMSTR)を再購入するチャンスがあるかもしれませんので、そのための現金も確保しておきます。

ウーバー・テクノロジーズ(UBER)

(出所:TrendSpider

ウーバー・テクノロジーズ(UBER)は決算後の安値付近に戻っていますが、200日移動平均線を維持しており、ファンダメンタルも堅実なので心配はしていません。

まとめ

ポートフォリオ全体として好調なので、今このタイミングで一部利益を確定するのは良い判断だと考えています。

これにより、今後の調整局面で再投資しながら、利益を確保しつつ柔軟に対応できるようになります。

(出所:Snowball Analytics SAS

現在、再投資に備えて23%の現金を確保しています。

また、私のプロフィール上にて、私をフォローしていただければ、最新のレポートがリリースされる度に、リアルタイムでメール経由でお知らせを受け取ることが出来ます。

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アナリスト紹介:ジェームズ・ フォード

📍米国マクロ経済&テクノロジー担当

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