10/22/2023

【米国株式投資】2023年10月中旬時点のポートフォリオ・アップデート

person holding light bulbマイケル・ウィギンズ・ デ・オリベイラマイケル・ウィギンズ・ デ・オリベイラ
  • コモディティ銘柄:UEC、AR、TECK、BLDR、CF、ALB
  • ハイテク銘柄:ENVX、OPEN、PLTR、HIMS、PANW、AVGO、GOOG、APP、ML
  • 配当銘柄:ARCH、OKE
  • ポートフォリオにもう1つのポジションを追加するため、一部現金で保有

私は、月に2回(毎月1日前後と月半ば)、自身のポートフォリオに関する記事をアップデートしている。

月に2回更新する理由は、其々の銘柄が、バリュエーションの観点から未だ投資対象として価値があるかどうかを、皆様に知っていただくためである。

2023年10月中旬時点:ポートフォリオ・リターン

2023年10月中旬時点:モデル・ポートフォリオのウェイト

  • 以下は、各ポジションのごく簡単な概要である。

  • 今現在、約5%の現金を保有。
    ※しかし、配当金によってこの数字は増加する点に留意頂きたい
  • ポートフォリオの半分以下はコモディティ関連銘柄。
  • 半分以上はハイテク銘柄。
  • 2つの配当銘柄を保有。

コモディティ関連株

テック・リソーシズ (TECK):この事業が買収されるか。あるいは、根本的な事業が前進し続けるか。テック・リソーシズはエネルギー事業を分離した。そして今、製鉄事業を分離しようとしている。そして残るのは、ほぼすべて銅事業となる。つまり、Teck Metalsは倍率が拡大し、上場している銅の同業他社に近い再格付けを受けることになると見ている。

ビルダーズ・ファースト・ソース (BLDR):ビルダーズ・ファースト・ソースは、プロの住宅建設業者向けの建築資材メーカーだ。供給不足と木材価格の高騰の両方から利益を得るための体制が非常に良く整っている。同事業は多くのフリー・キャッシュフローを生み出し、今年は大幅な成長が見込まれる。株価は今年のフリー・キャッシュ・フローの約12倍で推移。

CFインダストリーズ (CF):CFインダストリーズは米国の窒素生産会社。CFインダストリーズは最近、関心を集めているが、ここにはまだ多くのアップサイドがあり、且つ、この株は現在でもかなり割安であると考える。私の予想では、株価は今年のフリー・キャッシュ・フローの5倍が妥当であると見ている。

アンテロ・リソーシズ (AR):アンテロ・リソーシズは、私のお気に入りの米国産天然ガス投資である。この一切ヘッジを用いない企業は、2024年に堅実なフリー・キャッシュフローを得ると考える。強い見通しを持つこの事業に対して、約5倍のフリー・キャッシュフローを支払うことは非常に魅力的だと私は考える。

ウラン・エナジー (UEC):原子力エネルギーに対する欧州のセンチメントの変化から利益を得ているウラン事業者。現在はウランを採掘していないが、生産量を増やし、2023年にはフリー・キャッシュフローを生み出す予定。ウラン価格は60ポンド以上で安定する必要がある。

アルベマール (ALB):リチウムの需要は極めて高い。アルベマールは、今後数年間のEVの爆発的成長に支えられたリチウム価格高騰の恩恵を受ける上で、好位置にあると考える。アルベマールの事業はキャッシュフローに溢れ、今年すでにガイダンスを数回引き上げている。2023年にはフリー・キャッシュ・フローを生み出す見込みである。

ハイテク株

エノビックス (ENVX):売上計上のビジネス 。2024年に急速な収益成長が見込まれる。携帯電話に使用されるハイテク電池を製造。

オープンドア・テクノロジーズ (OPEN):不動産市場が好転するまで、この会社はしばらくデッドマネーとなるだろう。オープンドアは、2024年下半期にはフリーキャッシュフローがブレークイーブンに達すると考えている。

パランティア (PLTR):パランティアは世界的な不況にも耐えられる企業だ。世界最大の政府機関を顧客としている。非常に定着率の高いビジネスであり、現在、GAAPベースで黒字を達成している。

ヒムズ・ハーズ・ヘルス (HIMS):ヒムズは、その重みをはるかに上回る業績を上げているテレヘルス企業だ。顧客獲得数はかつてないほど好調だ。ヒムズは収益性改善の兆しにあり、要チェック銘柄である。

パロアルト・ネットワークス (PANW):次世代セキュリティー・ポートフォリオは最初の印象よりずっと速く成長している。高成長ポートフォリオのARRは非常に高い。直近の決算報告では、GAAPベースで2四半期連続の黒字を達成。今後もGAAPベースの持続的な利益が見込まれる。

ブロードコム (AVGO):AIが発展するためには3つの要因が重なる必要がある。適切な技術、安価なエネルギー、インフラである。数ある半導体プレーヤーの中から、私はブロードコムに可能性を感じている。

アルファベット (GOO/GOOGL ):アルファベットは、AIと検索を共存させることができる。アルファベットは、時代のテーマが変わる瞬間に高値を更新してきている銘柄である。アルファベットは、クラウド、広告、新興ビジネスへの分散投資を図るのに適した銘柄であると考える。

アップラビン (APP):第3四半期ガイダンスが予想を上回り、認識の変化と力強い成長の可能性を示す。アップラビンのソフトウェア部門はEBITDAマージンが高く、大きな可能性を秘めている。アプリ部門や業界全体の混乱にもかかわらず、アップラビンはEBITDAマージン18%で黒字を維持している。

マネーライオン (ML):SPAC経由で上場した銘柄である。結果、過去2年間でバリュエーションが暴落したことを意味している。しかし最近、株価は安定している。同社の収益成長率は鈍化しているが、好転の兆しがあり、顧客導入率は大幅に伸び続けている。また、収益性も改善している。

配当銘柄

アーチ・リソーシズ (ARCH):鉄鋼価格が急速に上昇する中、鉄鋼生産に必要な石炭も急上昇している。アーチの収益は、短期的には非常に高い成長率を記録すると見ている。フリー・キャッシュ・フローは4倍で、配当と自社株買いを合わせた利回りは+10%が期待される。

ONEOK (OKE):ONEOKの収益は、天然ガスの価格ではなく、天然ガスの量で契約されている。ONEOKは配当性向を85%未満に維持することを決定しており、これはONEOKの配当が妨げられることなく成長し続けることを意味する。

注意事項

当記事の目的は、あくまでも、読者の皆様が、リターンの獲得、並びに、エキサイティングなビジネスチャンスについて学ぶ機会を提供することである。

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