【2024年11月】YOLOポートフォリオ・アップデート:成長銘柄と選挙後の注目の米国株を徹底分析!
ジェームズ・ フォード- 本稿では、高リターンを狙った私のポートフォリオの1つである「YOLOポートフォリオ」の2024年11月の最新のアップデートについて詳しく解説していきます。
- YOLOポートフォリオは、運用開始以来36%の上昇を記録し、足元では最新の市場動向に合わせて成長株を追加しており、さらに、本稿では2025年に注目する企業も紹介していきます。
- 現在、YOLOポートフォリオには、パランティア、ロビンフッド、ソーファイ、テスラなどの銘柄が含まれており、各企業の最新の決算分析や成長戦略、さらに、将来の見通しについて解説していきます。
- また、米国株式市場のピークが近いと予測していることから、6ヶ月以内に投資リスクの調整を進める予定です。
2024年11月:YOLOポートフォリオのアップデート
それでは、私のポートフォリオの1つであるYOLOポートフォリオに関して、幾つかの主要なポジションをチェックしてみましょう。
今日、市場は選挙結果を受けて大きく上昇しており、この流れは今後1〜2四半期にわたって続く可能性があると見ています。
そのため、実際、私もポートフォリオに幾つかの銘柄を新たに追加しました。
YOLOポートフォリオは、運用開始以来36%の上昇を記録しています。
こちらのリンクより、YOLOポートフォリオの詳細がご覧いただけます。
特にパランティア・テクノロジーズ(PLTR)は、当ポートフォリオで2番目に良いパフォーマンスを示している銘柄です。
パランティア・テクノロジーズの最新の決算分析に関心のある方は、是非、インベストリンゴのプラットフォーム上より、下記のレポートをご覧いただければと思います。
パランティア・テクノロジーズ(PLTR)の将来性を徹底分析!最新の2024年度第3四半期決算は好調で株価は大幅上昇!
そして、本稿では以下の内容を取り上げていきます。
・新たに購入した2つの成長株
・先月36%上昇した金融銘柄の理由
・お気に入りのヘルスケア銘柄
・2025年に注目すべきグローバル成長株
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レディット(RDDT)
(出所:TrendSpider)
レディット(RDDT)については、既にポートフォリオに追加し、足元で詳細な分析レポートも執筆しているので新たに加える情報はあまりありません。
現状から少なくとも2倍になる可能性があると考えています。
同社の最新の決算分析に関心のある方は、是非、インベストリンゴのプラットフォーム上より、下記のレポートをご覧いただければと思います。
レディット(RDDT)の将来性:最新決算を受けて株価は40%の大幅上昇もその理由とは?
ロビンフッド・マーケッツ(HOOD)
(出所:TrendSpider)
ロビンフッド・マーケッツ(HOOD)については以前から注目しており、決算発表時の株価下落を利用して一部買い増しをしました。
まだ詳細なレポートは作成していませんが、以下にいくつかのポイントをまとめます。
(出所:ロビンフッド・マーケッツの2024年第3四半期決算資料)
ロビンフッド・マーケッツは、選挙イベント契約やデスクトップ向けの高度な取引ツール「Robinhood Legend」などを新たに導入し、アクティブトレーダーの獲得を目指しています。
最近の買収や「Gold Card」などの新製品により、顧客数が増加し、収益源も多様化しています。
また、特典付きの「Goldメンバーシップ」プログラムも順調に拡大しており、トランザクションベースの収益を押し上げています。
さらに、海外展開や暗号資産分野の強化も進めています。
同社は45億ドルのキャッシュを無借金で保有しており、これは時価総額の30%に相当します。
設備投資も少なく、2024年にはEBITDAが10億ドル、2025年には12億ドルに達すると見込まれています。
予想EBITDAの15倍という株価を考えると、成長性と収益力から見て株価は割安といえます。
顧客基盤の拡大や豊富なキャッシュを踏まえると、大きな成長余地を持つ魅力的な投資先と考えられます。
ソーファイ・テクノロジーズ(SOFI)
(出所:TrendSpider)
ソーファイ・テクノロジーズ(SOFI)がようやく活気を取り戻しています。
(出所:Seeking Alpha)
同社に関して簡単に要約すると、10月29日発表された最新の2024年第3四半期決算で大幅な売上成長と利益率の改善を発表しましたが、株価は10%下落しました。
これは、最近の株価上昇を受けた市場の期待が高すぎたためかもしれません。
同社は資本効率の高い手数料モデルに移行しており、非利息収入が前年比で235%増加し、収益性が向上しています。
今後の利下げがローンスプレッドにプラスの影響を与える可能性もあります。
株価は依然として不安定で業界の競争も厳しいものの、同社の成長見通しや今後の利益増の可能性を考慮し、現時点で同社に対して「強気」で見ています。
ヒムズ&ハーズ・ヘルス(HIMS)
(出所:TrendSpider)
ヒムズ&ハーズ・ヘルス(HIMS)については以前に下記のレポートでも取り上げましたが、足元では11月4日に最新の2024年第3四半期決算が発表されています。
以前の同社に関する分析レポートに関心のある方は、是非、インベストリンゴのプラットフォーム上より、ご覧いただければと思います。
ヒムズ・ハーズ・ヘルス(HIMS)の将来性とは?ヘルスケア銘柄の最新の決算分析を通じて今後の株価見通しに迫る!
同社は最新の2024年第3四半期決算において、売上が4億ドルを超え予想を上回る結果を残し、第4四半期もさらなる成長を見込んでいます。
前年同期比で77%の売上増を達成し、減量薬や個別ケアツールの拡充によって患者の継続率も向上しました。
契約者数は44%増加し、特に個別対応の製品契約者の増加が顕著です。
(出所:ヒムズ&ハーズ・ヘルスの2024年第3四半期決算資料)
また、同社は自社株買いを実施し、資金基盤への自信を示しました。
現在の株価は2025年の予想売上高の3倍程度で取引されており、市場のバリュエーションと実際の実績との乖離が目立っています。
また、最近では、ジェネリック版GLP-1の発売発表により株価が上昇しています。
テスラ(TSLA)
(出所:TrendSpider)
テスラ(TSLA)は現在、トランプ相場の影響で新たな高値を更新しています。
ここ数ヶ月は苦戦していましたが、400ドルの目標値に近づいてきました。
個人的には同社のファンダメンタルズの成長にはやや懐疑的になっていますが、イーロン・マスク氏とこの銘柄のミーム的な魅力は見逃せないというのも本音です。
同社の最新の2024年第3四半期決算では収益目標に達しなかったものの、予想以上の利益率や今後の新モデルへの期待から株価は20%も上昇しました。
また、車両の出荷台数やエネルギー分野の成長も収益を押し上げました。
イーロン・マスク氏は2025年までに手頃な価格のモデルを発表し、サイバートラックの生産を加速させる意向を示しましたが、利益率を維持するには課題もあると警告しています。
同社の長期的な成長は、イーロン・マスク氏が掲げるロボタクシーの拡張計画を含む野心的な目標を達成できるかどうかにかかっていますが、競争や規制のハードルも依然として存在しています。
メタ・プラットフォームズ(META)
(出所:TrendSpider)
メタ・プラットフォームズ(META)についてはしばらく話題にしていませんが、今でも私たちのポートフォリオの中で最も成績の良い銘柄です。
確かにバリュエーションは割高になってきていますが、最新の2024年第3四半期の決算は依然として堅調でした。
ユーザー数:アプリ全体で日間アクティブユーザーが前期から2000万人増加しましたが、成長ペースは鈍化しています。
広告収入:前年比で広告収入が増加し、インプレッションが7%、広告単価が11%上昇しました。
AIの取り組み:AIを活用した広告モデリングとフィードの最適化により、エンゲージメントとコンバージョン率が向上しています。
セグメント別:Reality Labsの損失はやや減少し、Llama AIの導入も進んでおり、2024年にはLlama 4がリリース予定です。
同社は2025年にかけてAIやVRへの長期的な投資を進める計画で、設備投資も大幅に増加する見通しです。
PERで見ると、ここ2四半期で株価は実際には割安になっています。
シーADR(SE)
(出所:TrendSpider)
シー(SE)は2024年第2四半期決算で、前年比23%増の38億ドルの売上を達成しました。
東南アジアでのShopeeの成長が収益を押し上げ、物流やマーケットプレイスの収益も改善されました。
SeaMoneyのローンは40%成長し、2100万人のアクティブユーザーに達し、Garenaの『Free Fire』は21%の予約増を記録しました。
同社は再び高い成長と収益性改善の軌道に戻りつつあり、eコマース、ゲーム、フィンテック分野での勢いが増しており、100ドルを目指しています。
来週11月12日に2024年第3四半期決算を発表予定です。
コインベース・グローバル(COIN)
(出所:TrendSpider)
コインベース・グローバル(COIN)は8月に底を打ったようで、最近の決算後の売りに乗じてスイングポートフォリオにポジションを追加しました。
仮想通貨が上昇傾向にある中、株価もさらに上昇が期待されます。
ただし、10月30日に発表された最新の2024年第3四半期決算はやや低調でした。
(出所:Seeking Alpha)
仮想通貨の価格が上昇しているにもかかわらず、収益は減少傾向にありますが、サブスクリプションモデルが成長しています。
マラソン・デジタル・ホールディングス(MARA)
今日はマラソン・デジタル・ホールディングス(MARA)が大幅に上昇し、長期的なレンジをついに突破しており、10月は同社にとって好調な月でした。
下記は同社のプレスリリースの抜粋です。
(原文)October was our best month of bitcoin production since April’s halving event as uptime remained strong and we grew our energized hash rate to 40.2 EH/s, a 14% increase over September,” said Fred Thiel, MARA's chairman and CEO. "Despite a slight month-over-month decrease in block wins, driven by the growth in global hash rate and the resulting rise in difficulty level, BTC production increased by 2% to 717 BTC.
(日本語訳)10月は、4月の半減期以来、ビットコインの生産量が最も多い月となりました。稼働時間が安定し、ハッシュレートも9月から14%増えて40.2 EH/sに達しました」と、MARAの会長兼CEOのフレッド・シール氏は述べています。「世界的なハッシュレートの増加と難易度の上昇によりブロック獲得数はわずかに減少しましたが、それでもビットコインの生産量は2%増の717 BTCとなりました。
全体的に、同社は引き続き魅力的だと思いますが、クリーンスパーク(CLSK)、テラウルフ(WULF)、アイリス・エナジー(IREN)といった他のマイニング企業にも注目しています。
YOLOポートフォリオに関するまとめ
YOLOポートフォリオは引き続き非常に好調です。
成長株も少しずつ追加しており、今後も引き続き増やしていく予定です。
しかし、マクロ分析から市場がそろそろピークに近づいている可能性があると考えており、今後6ヶ月ほどで全体の投資リスクを少しずつ減らしていく必要があると見ています。
是非、私の今後の分析レポートをお楽しみにしていただければと思います!
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アナリスト紹介:ジェームズ・ フォード
📍米国マクロ経済&テクノロジー担当
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