11/14/2024

米国株でこれから伸びる銘柄​を探す方法とは?インフレクション投資戦略を徹底解説!

a person holding a cell phone in their handマイケル・ウィギンズ・ デ・オリベイラマイケル・ウィギンズ・ デ・オリベイラ
  • 本稿では、多くの読者の方からいただいたリクエストに基づき、「米国株でこれから伸びる銘柄​を探す方法とは?」という疑問に答えるべく、私の「インフレクション投資戦略」に関して詳しく解説していきます。
  • インフレクション投資とは、企業のストーリーが変わるタイミングを狙い、四半期ごとの決算リスクを避けながら、安定して再現性のある利益を追求する戦略です。 
  • 私は通常15~20銘柄を保有し、各銘柄に「強気」または「中立」のレーティングをつけています。
  • 保有期間は12〜18か月が目安で、その後再評価します。
  • 市場のタイミングを狙わず、ポートフォリオに追加後は12か月間は保有することを基本とし、1銘柄に対してポートフォリオの5%以上の投資は控えるようにしています。
  • 株価の変動に一喜一憂したり、利益が出た銘柄を売ってリバランスするのではなく、インフレクション戦略を信じて忍耐強く待つことが重要であると考えています。

米国株でこれから伸びる銘柄​を探す方法:インフレクション投資とは?

多くの読者の方から、私の「インフレクション戦略」についてもっと詳しく知りたいとのフィードバックをいただいております。

そこで、本稿では、ポートフォリオのパフォーマンスを向上させるためのさまざまなポイントを解説し、私がどのように「アウトパフォーム」を実現しているのかをご紹介します。

インフレクション投資とは、企業のストーリーが変わろうとしているタイミングで投資を行う戦略です。

時には劇的な変化が一度に訪れることもありますが、段階的に変化するケースもあります。

その場合、一度落ち着いたストーリーが数か月後に再び浮上し、株価が下がることもあります。

インフレクション投資は、四半期ごとの決算で株価が上がることを期待して買う手法ではありません。

そうした短期的な戦略はリスクが高く、安定した成果を出しにくいため、成功している投資家がこの方法で成果を上げているのを見たことはありません。

インフレクション投資における保有銘柄数について

現在、約15〜20銘柄を保有しています。

ポートフォリオはインベストリンゴのプラットフォーム上で公開しており、毎月更新しています。

「強気」と評価した銘柄は、私が現時点で投資する価値があると考えているものです。

これらは、私の知る限りで投資に適した機会だと考えています。

一方で「中立」と評価された銘柄については、新規の購入は検討していません。

また、直近のポートフォリオのアップデートに関しては、インベストリンゴのプラットフォーム上にて、下記のレポートをご覧いただければと思います。

インフレクション投資における保有期間について

私の保有期間はおおよそ12〜18か月です。

たとえ株価が下がっていても、企業が成長するチャンスを見守りたいと思っています。

そのため、ポートフォリオに組み入れから12か月未満で売却するのは避け、最低でも1年間は保有する方針です。

その後、状況を見直して判断します。

もちろん、私も完璧ではなく、ポートフォリオに追加した銘柄が必ずしも成功するわけではありません。

その点をご理解ください。

インフレクション投資における目標株価の重要性

銘柄の目標株価は重要な指標です。

通常、目標株価に達した時点でポートフォリオからの除外を検討します。

現在の株価と目標株価までの上昇余地が十分にあるかを確認することが大切です。

すでに大きく値上がりして目標株価に近づいている銘柄を買うよりも、新たな割安銘柄を待った方が良い場合が多いでしょう。

インフレクション投資では市場のタイミングを計るべきか

私は、ほとんどの投資家が市場のタイミングをうまく計るのに苦労していると考えています。

ですので、タイミングを計ろうとするのは避け、ポートフォリオに追加後は1年間はじっと持ち続けるのがベターだと考えています。

派手さはありませんが、経験上、スリルを求めて市場に手を出す投資家は、大抵の場合、翌年のS&P500の成績を下回ることが多いです。

インフレクション投資を始めるにあたって

どのような状況でも1銘柄に対して自信のポートフォリオの5%以上を投資しないようにしています。

ポートフォリオ内の銘柄が四半期決算で悪い結果を出した場合、株価が40%以上下がることもあります。

また、市場が好調なときには短期的なリターンを求めたくなるかもしれませんが、決して1銘柄に5%以上を投入しないようにしています。

目指しているゴールは、最終的にスタート時より資産を増やし、確実に目的地に到達することです。

インフレクション銘柄の株価の変動に惑わされない

株価が下がったからといって、すぐに行動する必要はありません。

投資先の株が下がっても焦らず、ミスを受け入れる余裕を持つことが大切です。

企業が成長の可能性を高めるには時間がかかることがあります。

数か月以上かかるかもしれませんが、企業が将来性を高めるのは企業自身の責任です。

ただし、成績の振るわない企業に、さらに資金を投じる必要はありません。

インフレクション投資はシンプルな戦略

多くの投資家は、20%の利益が出るとすぐに売りたくなり、一方で損失が出た銘柄はなんとか回復を待とうとして持ち続けがちです。

インフレクション投資は、株価の変動に振り回されないようにするための戦略です。

投資理由をできる限りシンプルにしていますが、時には判断を誤ることもあります。

価格変動の大きいインフレクション銘柄

誰もが高いリターンを望みますが、大型株だけでは大きなアウトパフォームは難しいです。

ただ、小型株は値動きが激しいため、インフレクション戦略を信じ、ポートフォリオに追加後は何もせずに待つことが重要だと考えています。

思った以上に難しいかもしれませんが、これが鍵です。

インフレクション投資におけるポートフォリオのリバランスについて

利益が出ている銘柄を売って、損失が出ている銘柄を買い増すことはしていません。

目標株価に達した銘柄はポートフォリオから除外し現金化し、その後数週間以内に新しい投資先を探すようにしています。

成績が悪い銘柄には追加投資せず、企業が自力で立て直せるか見守りるようにしています。

インフレクション投資においてオプションやレバレッジは使うべきか?

オプション取引やレバレッジは、最終的に証券会社が儲かる仕組みだと考えています。

なぜなら、多くの投資家がレバレッジやオプションで大切な資金を失っています。

インフレクション投資における適切なリターン目標

私は年間平均15%の成長率(CAGR)を達成できると考えています。

市場が好調なときはこのリターンが控えめに感じられるかもしれませんが、市場が低迷すると、このリターンを維持できるのか疑問に思うかもしれません。

それでも、私は自身のインフレクション投資の戦略を信じています。

インフレクション投資において判断ミスをした場合はどうするか?

どんな戦略にも誤りがつきものです。

私も完璧ではありません。

ただ、経験から、株価の一時的な調整か、あるいは本当のミスなのかを早い段階で見極められるようになりました。

もしミスと気づいても、基本的には当初の計画通り12か月間は保有を続けます。

多くの場合、時間が経つにつれ、銘柄の状況が改善することもあります。

それでも、もし明確にミスだと感じた場合は、その時点ですぐに行動に移し、レポートを執筆しています。

株価の上下に関わらず、間違いだと判断すれば、即座に行動に移すことが大切だと考えています。

ただし、期待通りの成長が見込めない企業については、追加投資は行わず、レーティングも中立に引き下げます。

四半期ごとの変動に振り回されず、12か月の保有期間が終わるまでじっくり待つ忍耐が重要です。

インフレクション投資に対するまとめ

この投稿が、読者の皆様にとって、私のインフレクション投資戦略についての理解を深める助けになれば幸いです。

また、私のプロフィール上にて、私をフォローしていただければ、最新のレポートがリリースされる度に、リアルタイムでメール経由でお知らせを受け取ることが出来ます。

私のテクノロジー関連銘柄やエネルギー関連銘柄に関するレポートに関心がございましたら、是非、フォローしていただければと思います。


アナリスト紹介:マイケル・ウィギンズ・ デ・オリベイラ

📍テクノロジー&エネルギー担当

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