2024年12月:米国株モデルポートフォリオ・アップデート
マイケル・ウィギンズ・ デ・オリベイラ- 本稿では、2024年12月6日時点の私のモデルポートフォリオのアップデートを共有していきます。
- 追加銘柄:セレンス(CRNC)、スノーフレーク(SNOW)、ビル・ホールディングス(BILL)、イノデータ(INOD)、デイブ(DAVE)、クレド・テクノロジー(CRDO)
- 除外銘柄:マネーライオン(ML)、ライフMD(LFMD)、オースター(OUST)、ドキシミティ(DOCS)、ペイパル(PYPL)、ロビンフッド(HOOD)
- 私の株式投資における基本方針は、「少額から始める」「分散投資を心がける」「1銘柄への投資割合を5%以下に抑える」の3つです。また、各銘柄への投資は2回に分けて実行することにしています。
- 注目銘柄として、UEC、LEU、ENVXを長期保有の対象としている一方、それ以外のポジションは12~18か月以内の売却を予定しています。
- 現在、一部のポートフォリオの銘柄は中立としております。
2024年12月:モデルポートフォリオ・アップデート
追加:
セレンス(CRNC)
スノーフレーク(SNOW)
スーパー・マイクロ・コンピューター(SMCI)
ビル・ホールディングス(BILL)
イノデータ(INOD)
アップラビン(APP)
デイブ(DAVE)
クレド・テクノロジー(CRDO)
除外:
マネーライオン(ML)
ライフMD(LFMD)
オースター(OUST)
ドキシミティ(DOCS)
ペイパル(PYPL)
ロビンフッド(HOOD)
アップラビン(APP):目標株価に1ヶ月で達成した為、利益確定
スーパー・マイクロ・コンピューター(SMCI):目標株価に1ヶ月で達成した為、利益確定
新しい読者の皆さんへ
私はインフレクション投資家です。
インフレクション投資とは、企業や市場が重要な転換点(インフレクションポイント)に差し掛かるタイミングを狙い、将来の大きな成長を見込んで投資する投資家のことです。
転換点とは、新製品の発売や技術革新、政策変更などにより成長が加速するタイミングを指します。
リスクを許容しながら高リターンを狙うのが特徴です。
私のレポートにおいて、最初は情報量が多く戸惑うかもしれませんが、以下に私の投資戦略のポイントをまとめています。
・少額からスタート
ポートフォリオ全体の10%程度の現金から始める。
・私の保有銘柄について
私が保有する銘柄は「転換点にあるビジネス」です。そのため、良い時期も悪い時期もありますが、最終的には市場が新しいストーリーを評価してくれると考えています。
・1銘柄の上限は5%
いかなる場合も、1銘柄に対する投資比率はポートフォリオ全体の5%を超えないようにしています。
・投資を2回に分ける
最初の2.5%はレポートの執筆タイミングで購入し、残りの2.5%は4~6週間後に、より低い価格で追加購入を目指しています。安値のタイミングは必ず訪れるので、焦らず待つようにしています。
この投稿は毎月1回、月初に更新しています。
また、強気にレーティングしている銘柄は、私が今後の見通しに自信を持っている銘柄である一方、中立としている銘柄は近々ポートフォリオから除外予定です。
(出所:筆者作成)
過去の売却済み銘柄一覧
下記の売却済みの銘柄に関するレポートも、インベストリンゴのプラットフォーム上よりご覧いただけます。
(出所:筆者作成)
モデルポートフォリオにおける構成銘柄の比率
(出所:筆者作成)
・現在、ポートフォリオの約10%を現金で保有しており、新たに2銘柄を追加する余地があります。
・黄色で表示されている銘柄(中立)は、近いうちに除外予定です。
・ポートフォリオ全体の約10%を原子力関連に投資しています。具体的には、UECとLEUがその対象です。
・UEC、LEU、ENVXの3銘柄は、唯一の長期保有予定銘柄です。それ以外のポジションは、今後12~18か月以内、またはそれより早く売却する予定です(詳細は各銘柄の個別レポートをご確認ください)。
・ポートフォリオを均等配分に保つことを目指しています。一見簡単そうに見えますが、実際はなかなか難しい作業です。それでも、この方針を維持しながら運用を続けていきます。今後追加する新たな銘柄は、それぞれポートフォリオの5%を占めるように設定する予定です。
以下では、各ポートフォリオの銘柄の簡単な概要、並びに、直近のレポートを紹介していきます。
各銘柄の最新の分析レポートに関心がございましたら、インベストリンゴのプラットフォーム上より、ご覧いただければと思います。
原子力関連銘柄(2銘柄)
※これら2銘柄は、現時点でいかなる価格でも除外する予定はありません。
ウラニウム・エナジー(UEC)
負債がなく、ウラン価格に左右されない銘柄です。12年ぶりに生産を再開したウラン企業で、EVやデータセンターのエネルギー需要に応える電力需要の増加に期待しています。
セントラス・エナジー(LEU)
ウラン濃縮を行う企業で、米国で数少ないウラン濃縮事業者です。
テクノロジー銘柄(16銘柄)
ギガクラウド・テクノロジー(GCT)
世界規模のB2Bマーケットプレイスを運営しており、年平均成長率(CAGR)は約40%。その規模に対して非常に収益性が高い成長銘柄です。
センチネルワン(S)
2025年夏までに1株40ドルで売却する計画です。
エノビックス(ENVX)
2026年まで収益を上げる予定がなく、現在はプレリベニュー(売上計上前)段階です。売上のない企業への投資リスクを十分ご理解ください。
インテュイティブ・マシーンズ(LUNR)
NASAとの契約(最大48.2億ドル)を獲得しており、月面商業化インフラの主要プレイヤーとして注目されています。2025年末までの目標株価は25ドルです。
テラドック・ヘルス(TDOC)
2025年には控えめな売上成長が見込まれ、新経営陣のもとで安定化し、運営改善が進むと期待されています。2026年初頭の目標株価は15ドルです。
レディット(RDDT)
業績が好調で、急成長を遂げており、すでにGAAPベースで黒字化しています。
アステラ・ラブズ(ALAB)
非常に高い成長の可能性があり、2025年上半期までに売上が前年比50%増加すると予想されています。この成長は75倍の予想フリーキャッシュフロー評価を正当化します。
イノデータ(INOD)
経営陣の株式希薄化の抑制と株主価値重視の姿勢が特徴。2026年初頭までの目標株価は65ドルで、魅力的な投資機会を提供しています。
デイブ(DAVE)
2025年のフリーキャッシュフローが約9000万ドルに達する見込みで、12倍の予想フリーキャッシュフロー評価で非常に魅力的です。
ビル・ホールディングス(BILL)
年率16~17%の売上CAGRを達成する見込みで、成長鈍化を逆転させると期待されています。2026年初頭の目標株価は130ドルです。
スノーフレーク(SNOW)
力強い成長により、47倍の予想フリーキャッシュフロー評価が妥当です。2026年初頭の目標株価は250ドルです。
セレンス(CRNC)
11倍の予想フリーキャッシュフロー評価が魅力的。新CEOのもとで再編が進行中で、2026年初頭の目標株価は12ドルです。
ドラフトキングス(DKNG):中立
サムサラ(IOT):中立
ギットラボ(GTLB):中立
※本稿で言及しているすべての銘柄を保有しています。
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アナリスト紹介:マイケル・ウィギンズ・ デ・オリベイラ
📍テクノロジー&エネルギー担当
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