2024年12月中旬:米国株モデルポートフォリオ・アップデート
マイケル・ウィギンズ・ デ・オリベイラ- 本稿では、2024年12月17日時点の私のモデルポートフォリオのアップデートを共有していきます。
- 追加銘柄: ルーブリック(RBRK)、アサナ(ASAN)、リクイディティ・サービシズ(LQDT)
- 除外銘柄: ギットラボ(GTLB)
- 私の株式投資における基本方針は、「少額から始める」「分散投資を心がける」「1銘柄への投資割合を5%以下に抑える」の3つです。また、各銘柄への投資は2回に分けて実行することにしています。
- ウラニウム・エナジー(UEC)、セントラス・エナジー(LEU)、エノビックス(ENVX)を長期保有の対象としている一方、それ以外のポジションは12~18か月以内の売却を予定しています。
- また、現在、一部のポートフォリオの銘柄は中立としております。
2024年12月中旬:モデルポートフォリオ・アップデート
追加:
ルーブリック(RBRK)
アサナ(ASAN)
リクイディティ・サービシズ(LQDT)
除外:
ギットラボ(GTLB)
新しい読者の皆さんへ
私はインフレクション投資家です。
インフレクション投資とは、企業や市場が重要な転換点(インフレクションポイント)に差し掛かるタイミングを狙い、将来の大きな成長を見込んで投資する投資家のことです。
転換点とは、新製品の発売や技術革新、政策変更などにより成長が加速するタイミングを指します。
リスクを許容しながら高リターンを狙うのが特徴です。
私のレポートにおいて、最初は情報量が多く戸惑うかもしれませんが、以下に私の投資戦略のポイントをまとめています。
・少額からスタート
ポートフォリオ全体の10%程度の現金から始める。
・私の保有銘柄について
私が保有する銘柄は「転換点にあるビジネス」です。そのため、良い時期も悪い時期もありますが、最終的には市場が新しいストーリーを評価してくれると考えています。
・1銘柄の上限は5%
いかなる場合も、1銘柄に対する投資比率はポートフォリオ全体の5%を超えないようにしています。
・投資を2回に分ける
最初の2.5%はレポートの執筆タイミングで購入し、残りの2.5%は4~6週間後に、より低い価格で追加購入を目指しています。安値のタイミングは必ず訪れるので、焦らず待つようにしています。
・モデルポートフォリオの更新頻度
モデルポートフォリオのアップデートに関するレポートは、毎月2回、月初と中旬に執筆していきます。
・レーティング
強気にレーティングしている銘柄は、私が今後の見通しに自信を持っている銘柄である一方、中立としている銘柄は近々ポートフォリオから除外予定です。
(出所:筆者作成)
過去の売却済み銘柄一覧
下記の売却済みの銘柄に関するレポートも、インベストリンゴのプラットフォーム上よりご覧いただけます。
(出所:筆者作成)
モデルポートフォリオにおける構成銘柄の比率
(出所:筆者作成)
・現在、ポートフォリオの約10%を現金で保有しており、新たに1銘柄を追加する余地があります。
・黄色で表示されている銘柄(中立)は、近いうちに除外予定です。
・ポートフォリオ全体の約10%を原子力関連に投資しています。具体的には、UECとLEUがその対象です。
・UEC、LEU、ENVXの3銘柄は、唯一の長期保有予定銘柄です。それ以外のポジションは、今後12~18か月以内、またはそれより早く売却する予定です(詳細は各銘柄の個別レポートをご確認ください)。
・ポートフォリオを均等配分に保つことを目指しています。一見簡単そうに見えますが、実際はなかなか難しい作業です。それでも、この方針を維持しながら運用を続けていきます。今後追加する新たな銘柄は、それぞれポートフォリオの5%を占めるように設定する予定です。
以下では、各ポートフォリオの銘柄の簡単な概要、並びに、直近のレポートを紹介していきます。
各銘柄の最新の分析レポートに関心がございましたら、インベストリンゴのプラットフォーム上より、ご覧いただければと思います。
原子力関連銘柄(2銘柄)
※これら2銘柄は、現時点でいかなる価格でも除外する予定はありません。
ウラニウム・エナジー(UEC)
負債ゼロで、ウラン価格の影響を受けにくいウラン関連企業です。12年ぶりに生産を再開したところで、EVやデータセンターの電力需要拡大に伴い、電力供給の重要性がますます高まっている今、大きな期待を寄せています。
セントラス・エナジー(LEU)
米国に拠点を置く唯一のウラン濃縮企業です。
テクノロジー関連銘柄(17銘柄)
ギガクラウド・テクノロジー(GCT)
世界規模のB2Bマーケットプレイスを運営し、年平均成長率(CAGR)は約40%。規模の割に収益性が高く、成長の転換点にある銘柄です。
センチネルワン(S)
2025年夏までに1株40ドルでの売却を予定しています。
エノビックス(ENVX)
2026年まで売上が見込まれない「事業前段階」の企業です。売上のない企業への投資にはリスクが伴うことを理解しておいてください。
インテュイティブ・マシーンズ(LUNR)
最大48.2億ドルのNASA契約により、月面商業化インフラの主要プレイヤーとなっています。2025年末までに1株25ドルを目標としています。
テラドック・ヘルス(TDOC)
2025年に多少でも売上が成長すれば、新経営陣のもとで事業は安定し、業績改善が期待できます。2026年初頭までに1株15ドルを目指します。
イノデータ(INOD)
株主価値を重視し、希薄化を抑えた経営が強みです。2026年初頭までに1株65ドルが目標です。
デイブ(DAVE)
2025年のフリーキャッシュフローは約9,000万ドルと予測されており、先行フリーキャッシュフローの12倍は非常に魅力的です。
ビル・ホールディングス(BILL)
16%〜17%の売上CAGRが見込まれており、減速傾向からの回復を予想しています。2026年初頭までに1株130ドルが目標です。
スノーフレーク(SNOW)
力強い成長を背景に、将来のフリーキャッシュフローの47倍という評価が正当化されます。2026年初頭までに1株250ドルが目標です。
セレンス(CRNC)
フリーキャッシュフロー予想の11倍という水準は魅力的です。新CEOのもと、再構築が進んでおり、2026年初頭までに1株12ドルを目指します。
クレド・テクノロジー(CRDO)
ハイパースケーラーとAIアプリケーションの需要を受け、2026年度まで年50%の売上成長を期待しています。2026年初頭までに1株105ドルが目標です。
ルーブリック(RBRK)
サイバーレジリエンス分野のリーダー企業で、年間経常収益(ARR)は10億ドルを超え、前年比38%成長しています。2026年初頭までに1株110ドルが目標です。
リクイディティ・サービシズ(LQDT)
2025年度第1四半期の売上成長は60%と強気の見通しが示されており、無借金経営が強みです。2026年初頭までに1株55ドルを目標としています。
ドラフトキングス(DKNG):中立
サムサラ(IOT):中立
アステラ・ラブズ(ALAB):中立
アサナ(ASAN):中立
※本稿で言及しているすべての銘柄を保有しています。
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アナリスト紹介:マイケル・ウィギンズ・ デ・オリベイラ
📍テクノロジー&エネルギー担当
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