2025年1月:米国株モデルポートフォリオ・アップデート
マイケル・ウィギンズ・ デ・オリベイラ- 本稿では、2025年1月7日時点の私のモデルポートフォリオのアップデートを共有していきます。
- 追加銘柄:なし
- 除外銘柄:アステラ・ラブズ(ALAB)・セレンス(CRNC)
- 私の株式投資における基本方針は、「少額から始める」「分散投資を心がける」「1銘柄への投資割合を5%以下に抑える」の3つです。また、各銘柄への投資は2回に分けて実行することにしています。
- ポートフォリオのアップデートは、当レポートを通じて、毎月2回、初旬と中旬に共有しています。
- ウラニウム・エナジー(UEC)、セントラス・エナジー(LEU)、エノビックス(ENVX)を長期保有の対象としている一方、それ以外のポジションは12~18か月以内の売却を予定しています。また、「中立」としている銘柄は追加での購入予定はありません。
- 注目のテクノロジー株には、ギガクラウド・テクノロジー(GCT)、センチネルワン(S)、エノビックス(ENVX)、テラドック(TDOC)、イノデータ(INOD)、デイブ(DAVE)、ビル・ホールディングス(BILL)、スノーフレイク(SNOW)、クレド・テクノロジー(CRDO)、ルーブリック(RBRK)、アサナ(ASAN)、リクイディティ・サービシズ(LQDT)等があります。
2025年1月:モデルポートフォリオ・アップデート
追加
なし
除外
アステラ・ラブズ(ALAB)
セレンス(CRNC)
新しい読者の皆さんへ
私はインフレクション投資家です。
インフレクション投資とは、企業や市場が重要な転換点(インフレクションポイント)に差し掛かるタイミングを狙い、将来の大きな成長を見込んで投資する投資家のことです。
転換点とは、新製品の発売や技術革新、政策変更などにより成長が加速するタイミングを指します。
リスクを許容しながら高リターンを狙うのが特徴です。
私のレポートにおいて、最初は情報量が多く戸惑うかもしれませんが、以下に私の投資戦略のポイントをまとめています。
・少額からスタート
ポートフォリオ全体の10%程度の現金から始める。
・私の保有銘柄について
私が保有する銘柄は「転換点にあるビジネス」です。そのため、良い時期も悪い時期もありますが、最終的には市場が新しいストーリーを評価してくれると考えています。
・1銘柄の上限は5%
いかなる場合も、1銘柄に対する投資比率はポートフォリオ全体の5%を超えないようにしています。
・投資を2回に分ける
最初の2.5%はレポートの執筆タイミングで購入し、残りの2.5%は4~6週間後に、より低い価格で追加購入を目指しています。安値のタイミングは必ず訪れるので、焦らず待つようにしています。
・モデルポートフォリオの更新頻度
モデルポートフォリオのアップデートに関するレポートは、毎月2回、月初と中旬に執筆していきます。
・レーティング
強気にレーティングしている銘柄は、私が今後の見通しに自信を持っている銘柄である一方、中立としている銘柄は近々ポートフォリオから除外予定です。
(出所:筆者作成)
現在、ポートフォリオの約15%を現金で保有しています。これにより、新たに2~3銘柄を追加する余地があります。
モデルポートフォリオにおける構成銘柄の比率
(出所:筆者作成)
・黄色は「中立(保有)」を意味します。黄色で示されている銘柄は近いうちに除外予定です。
・現在、ポートフォリオの約10%を原子力関連に投資しています。その中でも、UECとLEUがウラン関連の投資銘柄です。
・長期保有銘柄は、ウラニウム・エナジー(UEC)、セントラス・エナジー(LEU)、エノビックス(ENVX)の3つのみです。それ以外の銘柄は、今後12~18か月以内、またはそれより早いタイミングで売却する予定です。(詳細については、下記の各銘柄の解説をご覧ください)
・ポートフォリオは均等配分を目指しています。これを維持するのは簡単ではありませんが、これが基本方針です。今後、新たに追加する銘柄については、各銘柄をポートフォリオ全体の5%に収める形で組み入れる予定です。
過去の売却済み銘柄一覧
下記の売却済みの銘柄に関するレポートも、インベストリンゴのプラットフォーム上よりご覧いただけます。
(出所:筆者作成)
テクノロジー&エネルギー銘柄に関するレポートを「毎月約10件、年間で約100件」程度執筆しており、私のプロフィール上にてフォローをしていただくと、ポートフォリオへの新規組み入れや除外の際に私が最新のレポートを執筆する度に、リアルタイムでメール経由でお知らせを受け取ることができます。
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ポートフォリオの銘柄一覧
各銘柄の最新の分析レポートについては、インベストリンゴのプラットフォーム上にて「検索ページ」よりご確認いただければと思います。
原子力関連銘柄(2銘柄)
これらの2銘柄は、どのような価格であっても、しばらくの間売却する予定はありません。
ウラニウム・エナジー(UEC)
負債がなく、ウラン価格の変動に左右されにくいウラン関連企業です。12年間の生産停止を経て、現在生産を再開しています。EVやデータセンターのエネルギー需要を支える電力供給の重要性を考えると、大きな期待を寄せています。
セントラス・エナジー(LEU)
ウラン濃縮を手掛ける企業で、アメリカで唯一ウラン濃縮を行う企業です。
テクノロジー銘柄(16銘柄)
ギガクラウド・テクノロジー(GCT)
世界規模で展開するB2Bマーケットプレイスを運営しており、約40%の年平均成長率(CAGR)を実現しています。その規模にしては非常に収益性が高く、今後大きな転換点を迎える可能性のある銘柄です。
センチネルワン(S)
2025年夏までに1株40ドルでの売却を予定しています。
エノビックス(ENVX)
2026年まで収益が発生しない予定の、いわゆるプレ・レベニュー企業です。売上がない企業に投資するリスクを十分理解した上でご自身のリスクで判断してください。
テラドック(TDOC)
2025年には緩やかな売上成長が見込まれ、新しい経営陣のもとで業務が安定し、改善が進むと予想されています。2026年初頭には1株15ドルを目標株価としています。
イノデータ(INOD)
経営陣が株式希薄化を慎重に管理し、株主価値を重視する姿勢が魅力的です。2026年初頭の目標株価は1株65ドルで、有望な投資機会であると見ています。
デイブ(DAVE)
2025年には約9,000万ドルのフリーキャッシュフローが見込まれており、12倍の予想フリーキャッシュフロー評価は非常に魅力的です。
ビル・ホールディングス(BILL)
年平均16~17%の売上成長率(CAGR)を達成する見込みで、成長率の減速傾向を逆転させると期待されています。2026年初頭の目標株価は1株130ドルとしています。
スノーフレイク(SNOW)
力強い成長が予想され、47倍の予想フリーキャッシュフロー評価を正当化する内容です。2026年初頭の目標株価は1株250ドルとしています。
クレド・テクノロジー(CRDO)
ハイパースケーラーやAIアプリケーションによる需要拡大を背景に、2026年度まで年平均50%の売上成長が期待されています。2026年初頭の目標株価は1株105ドルとしています。
ルーブリック(RBRK)
サイバー・レジリエンス分野のリーダー企業で、年間経常収益(ARR)が10億ドルを突破し、前年比38%の成長を記録しています。2026年初頭の目標株価は1株110ドルとしています。
アサナ(ASAN)
アサナの収益化への道筋に確信を持っています。2026年初頭の目標株価は1株30ドルとしています。
リクイディティ・サービシズ(LQDT)
2025年度第1四半期には売上高が60%成長する見通しで、負債ゼロの健全なバランスシートが強みです。2026年初頭の目標株価は1株55ドルとしています。
ドラフトキングス(DKNG):中立
サムサラ(IOT):中立
インテュイティブ・マシーンズ(LUNR):中立
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※本稿で言及しているすべての銘柄を保有しています。
アナリスト紹介:マイケル・ウィギンズ・ デ・オリベイラ
📍テクノロジー&エネルギー担当
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