株式投資における私の心構えとは?
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- 本稿では、株式投資をする上で私が意識をしている心構えに関して詳しく解説していきます。
- 成果を上げる秘訣は、準備を徹底し、各企業のファンダメンタルズに注力し、規律あるプロセスを維持することにあり、賢そうに見せたり、過度に安全を追求したりすることではないと考えています。
- すべての投資にはリスクが伴うことから、安全性にこだわりすぎると、かえって成果を損なう結果になります。予測できない事態に対応するための確固たる計画を持ち、リスクを受け入れる姿勢が重要であると考えています。
- 投資は常に変化するダイナミックなものであることから、ストーリーの変化に柔軟に対応し、完璧なタイミングを狙うのは現実的ではないことを認識しましょう。謙虚さと柔軟性が鍵となります。
- 割安な株式を購入する際には、ぼんやりとしたイメージで十分ですが、株価が上昇するにつれて、他者を凌駕するためには深い知識と強い確信が必要となります。
はじめに
弱気な発言は知的に見えるかもしれません。それも悪くはないでしょう。でも、私は賢そうに見られることよりも、投資を通じてお金を稼ぐことに集中しています。そもそも、賢そうに振る舞うこと自体、私には向いていないのです。
そして、成果を上げるには、自分がコントロールできる戦略の決定に備えることが重要であると考えています。ただし、感情に流されないよう注意する必要があります。
要するに、ファンダメンタルズ(基本的な分析)は感情に勝りますが、「正しいプロセス」はそれすらも凌駕し、成功の鍵はすべて準備にかかっていると考えています。
安全の幻想
投資の意思決定には、必ずリスクが伴います。それは単にリスクとリターンのバランスの問題にすぎません。「安全な投資」などというものは幻想に過ぎません。そして、安全を追い求めすぎることは、結果としてパフォーマンスの低下を招きます。
最終的には、リスクと正直に向き合う姿勢が必要です。なぜなら、すべての投資にはリスクがあるからです。それを知っているか、知らないかの違いにすぎません。
もちろん、計画段階では適切なリスクを洗い出すことを目指しますが、ビジネスは生命体のように有機的な存在です。つまり、リスクが顕在化したときには、その状況に対応するための計画を持っていることが重要なのです。
ストーリーの変化は有機的なもの
投資とは波のようなものだと考えています。有機的で流動的な表面が、常に変化し続ける世界です。海に1時間いても、まったく同じ波に出会うことはありません。
最大限の興奮を楽しみながら、リスクを最小限に抑えるポジションを取る。それでも、波に飲み込まれるリスクが常に存在することを理解しなければなりません。
実際のところ、ストーリーが変わりつつある銘柄に注目することは、とても気が楽です。ただし、古いストーリーがいつでも戻ってくる可能性があることも認識しています。
だからこそ、波のように変化に身を任せる必要がありますが、同時に、絶対に波の頂点で完璧に降りられるわけではないことも受け入れなければなりません。それは後になって振り返れば簡単に見えるかもしれません。しかし、「後知恵で動く投資家」と「成果を上げる投資家」はまったくの別物なのです。
自分が知らないことをぼんやりと理解する
割安な株式を購入するとき、何をすべきかを明確に把握していなくても構わず、ぼんやりとしたアイデアさえあれば十分であると考えています。しかし、株価が上がったときには、自分が他の誰よりも多くを知っているわけではないと謙虚に認める必要があります。
いくつかのPR文句を自分に言い聞かせることはできるかもしれませんが、それはただのまやかしに過ぎません。結局のところ、あなたが知っていることは少なく、部屋で一番賢い人間でもないのです。
だからこそ、地道に取り組み、謙虚さを保ち、自分が保有する株が大きく値上がりしたときには、その将来性について他の誰よりも確信を持つ必要があると認識すべきです。
要するに、割安な株式を購入するときは、そこまで賢くなくてもいい。ただその株の潜在力について、ぼんやりとしたイメージがあれば十分です。しかし、株価が上がったときには、誰よりも賢くなり、確信と知識を持たなければならないのです――これは非常に難しい課題です。
私は、成果を求める投資家が、しばしばいい加減なプロセスに頼り、それが低いパフォーマンスをもたらすと考えています。
だからこそ、プロセスと安全性に全神経を集中させることが、成果を引き出す鍵だと信じています。
最後に
結局のところ、私は常にプロセスに基づいて足元を固め、投資の意思決定に伴う不確実性を受け入れることを心がけています。
自分が部屋で一番賢いわけではないことを偽ろうとは思いません。しかし、準備に集中し、リスクを理解し、感情的な判断を避けることで、成果を上げるチャンスを最大限に高められると信じています。
私のアプローチは完璧ではありませんが、規律を重んじています。そして、これは、成功を導くのは完璧さではなく、正しいプロセスだという信念に根ざしています。
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アナリスト紹介:マイケル・ウィギンズ・ デ・オリベイラ
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