株式投資で勝つ方法とは?弱気相場における私のポートフォリオ戦略を徹底解説!
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- 本稿では、「株式投資で勝つ方法とは?」という疑問に答えるべく、来る弱気相場に向けて私のポートフォリオ戦略を詳しく解説していきます。
- 株式投資における規律は、市場で優れた成果を上げるために特に弱気相場において不可欠です。何度でも繰り返し実践でき、適応可能な「十分に良い」投資戦略に集中することが重要です。
- 財務基盤の強い企業を優先し、過度に債務を抱えた企業は避けるべきでしょう。銘柄選定における規律が、市場の下落局面を乗り越える鍵となります。
- 新しい考えを受け入れ、これまでの信念を常に見直す姿勢が求められます。安定した銘柄と高成長銘柄の両方に価値を見出すことで、市場を上回る成果を目指すことができるでしょう。
- 株式投資において長期的に成功を収めるには、適応力を持ち、損切りを徹底し、再現性の高い戦略を維持することが不可欠です。株式投資における最終的な目的は、常に正しいことではなく、利益を生み出すことにあります。
株式投資で勝つ方法
「私のポートフォリオは弱気相場でどのようなパフォーマンスを発揮するのか?」この様な質問は常に寄せられます。
そして、本稿では、皆さんの最も難しい質問に対し、私の率直な答えをお伝えしていきます。私が知っていること、そして分からないことを正直にお話しします。
困難を乗り越える中で規律を築くことが、市場での優れた成果を生み出す決定的な要素です。
私は毎日努力を積み重ねています。利益目標を超えてもポジションを維持したくなる誘惑に駆られることはありますが、私は規律を守り、それをしません。私にとって、規律は読者の皆様に語る「成功談」よりもはるかに重要です。
この厳しい市場で安易にポジションを持ち続け、油断することこそが、パフォーマンス低下につながると考えています。
規律、規律、規律
多くの方が「弱気相場をどう乗り切るべきか」と尋ねてきます。しかし、まず大前提として、市場の天井を正確に予測する人はいませんし、底を完全に言い当てる人もいません。ここは率直になり、お互いの時間を無駄にしないようにしましょう。そもそも、そうした予測ゲームに注力すべきではないと考えています。
そして、本当に集中すべきなのは、「十分に良い」投資戦略を構築することであると考えています。重要なのは、再現性が高く、実行しやすい投資戦略にフォーカスすることです。
次に、弱気相場が到来した際には、私は常に市場を注視し、その環境に適応するために全力で取り組むつもりです。
具体的には、ポートフォリオに組み入れる銘柄を慎重に選ぶことが必要でしょう。たとえば、財務基盤が強固な企業を持つことは極めて重要です。一方で、過度な負債を抱え、実質的に債権者のために経営されている企業は、私のポートフォリオにとって魅力的ではありません。
だからこそ、私の投資先の大半は安定しており、資本注入を切実に必要とするような企業ではありません。確かに、例外的にエノビックス(ENVX)のような企業も保有していますが、これらはあくまで例外であり、私のインフレクション投資戦略の中核ではありません。
そして、すべては「規律」に帰結します。引き締まった環境で培われた規律は、強気相場では制約となるかもしれません。しかし、この規律こそが強気相場から弱気相場へのシフトする中でも私のポートフォリオが適応し、そしてそこから再び抜け出す力を与えてくれるのです。
※私は毎月2回、初旬と中旬に自身のポートフォリオの最新動向に関するレポートを執筆しております。詳細に関心がございましたら、インベストリンゴのプラットフォーム上よりご覧ください。
「十分に良い」戦略
多くの評論家は、後付けで大胆な意見を述べるのが好きです。「私のポートフォリオは慎重すぎて、買い持ち(バイ・アンド・ホールド)の投資家ではなかった」と批判する人もいます。彼らは、アップラビン(APP)やパランティア・テクノロジーズ(PLTR)といった優良企業を「永遠に保有すべき銘柄」として挙げています。
その指摘はもっともです。結果論ですが、もしこれらの銘柄を保有し続けていたら、私のポートフォリオはより大きな利益をもたらしたかもしれません。
つまり、私はより大きなリターンを見逃してしまうこともあります。また、ポートフォリオに追加したものの、結果的に大失敗となることもあります。それが現実です。そして、それは本当に悔しいことです。しかし、株式投資とは厳しい戦いであり、もし「市場は常に楽なものだ」と考えているなら、次に大きなダメージを受けたとき、そのまま立ち上がれないかもしれません。
私が実施していることは、賢く見せることではありません。私は利益を生み出すために投資をしています。個人的な感情ではなく、すべては戦略の一部です。
「なんとなく不安だ」と感じる局面で、ほとんどの投資家がその銘柄の可能性を完全に見極められないときこそ、買うという規律が求められます。
そして、誰もがその銘柄の可能性を確信し、期待を膨らませているときこそ、売るという規律が必要なのです。
自分自身の固定観念を打ち砕く
少しだけお話しさせてください。
1980年代初頭、ジョージ・ソロス氏は若手アナリストのスタンレー・ドラッケンミラー氏を迎え入れました。当時のドラッケンミラーは、1970年代の厳しい弱気相場を経験していませんでした。
ソロス氏は、自身が経験した市場の教訓が、新たな強気相場では通用しないことを理解していました。そこで、彼は新しい発想を受け入れられる人材を求めたのです。
ドラッケンミラー氏の成長重視の積極的な投資スタイルは、ソロスのファンドに大きな利益をもたらしました。
ここで伝えたいのは、ソロス氏が旧来の考え方の限界を理解し、新たな市場環境には新たな発想が必要であると見抜いていた点です。
この考えに沿って、私が市場で優れた成績を収められる理由は、自分の過去の考えを常に破壊し続けているからです。
ペイパル(PYPL)やペロトン・インタラクティブ(PTON)、テラドック(TDOC)のような地味な銘柄から、ロビンフッド(HOOD)やインテュイティブ・マシーンズ(LUNR)のような急成長銘柄まで、幅広い銘柄に価値を見出してきました。その中間にあるセレンス(CRNC)のような銘柄も、私のポートフォリオにとって大きな成功をもたらしました。
市場を上回る成績を残すことは簡単ではありません。しかし、その方法自体は非常にシンプルです。常に、自分が最も強く信じている考えを破壊し続けることです。
投資では、損をする銘柄が必ず出てきます。それは、パフォーマンスを追求する上でのコストの一部です。そして、読者の皆さんには、うまくいかないときには損失を受け入れ、資金を他の有望な銘柄に再投資することに慣れていただきたいです。自分の考えを捨てることは簡単ではありません。しかし、それこそが市場を上回る成果を得るために不可欠なプロセスであると考えています。
結論
最終的に、市場での成果を分けるのは「規律」であると考えています。単なる自己満足で投資をする人と、本当に利益を追求する人との差を生むのが、この規律であると見ています。
市場のストーリーは常に変化します。そのうえ、私自身も時には判断を誤ることがあります。しかし、市場で優れた成果を上げるために必要なのは、適応力を持ち、損失を素早くカットし、再現性の高い戦略を貫くことです。
私は「常に正しいことを証明したい」のではなく、「利益を生み出すため」にここにいます。そのためには、不安を感じる局面で買い、企業の見通しが最高に思えるときに売ることが求められます。
市場で成功するのは、常に冷静さを保ち、規律を守り、一つの考えに固執しすぎない人であると考えています。そして、これこそが、市場を上回る成果を上げる方法と言えるでしょう。
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アナリスト紹介:マイケル・ウィギンズ・ デ・オリベイラ
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