中立サムサラ【米国IOT関連銘柄】サムサラ(IOT)投資時点から70%上昇したためポートフォリオからの除外を決定!
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- 注目の米国IOT関連銘柄であるサムサラ(IOT)が目標株価の60ドルに近づいたため、ポートフォリオからの除外を決定し、利益を現金として確保することで、戦略的な柔軟性とポートフォリオの強化を図ることにしました。
- 厳しい市場環境の中でも、同社はポートフォリオ追加時点から70%上昇しており、60ドル到達の予想時期も2025年2月へと前倒ししています。
- ポートフォリオのパフォーマンス向上を最優先に考え、強気相場で積極的に売却し、ポートフォリオを市場の下落リスクから守るとともに、「インフレクション投資」戦略への確信を深めていきたいと思っています。
- 強気相場で売却を徹底することは、市場の下落局面でのパニック売りを防ぎ、規律ある戦略的なポートフォリオ運用を維持するために不可欠であると考えています。
サムサラ(IOT)のポートフォリオからの除外を決定!
サムサラ(IOT)が以前から設定している目標株価の60ドルに近づいたため、ポートフォリオからの除外を決定し、利益を現金で確保することにしました。 そして、本稿では、なぜ今除外するのか、その背景について説明していきます。
サムサラ(IOT)を取り巻く重要な背景情報(必読)
私は約1年前にサムサラ(IOT)をポートフォリオに追加しており、その際に下記の分析レポートも執筆しております。本稿の内容への理解をより深めるために、インベストリンゴのプラットフォーム上にて併せてご覧ください。
ただし、組み入れ以来、この銘柄は決して簡単な銘柄ではありませんでした。しかし、ご覧のとおり、ポートフォリオに追加時点から70%の上昇を遂げています。
以下のチャートをご確認ください。
(出所:YCharts / Seeking Alpha)
そして、昨年12月に執筆した分析レポートにおいて、同社の株価は2025年夏頃に60ドルへ到達すると予想していました。
しかし、同社を実際に保有していた人でなければ分かりにくいかもしれませんが、最近この銘柄は大きく上昇しており、60ドルへの到達予測が2025年夏から2025年2月へと前倒しになりました。
読者の皆様からのサムサラ(IOT)に関するフィードバック
ここ数週間、多くの読者から「もし勝ち銘柄をもっと長く保有していれば、ポートフォリオのパフォーマンスはさらに良かったのではないか?」という意見が寄せられました。
その気持ちは理解できます。しかし、それは強気相場がもたらす錯覚であると考えています。私は、強気相場では本当の利益は生まれないと考えています。強気相場は投資家を惑わせるものであり、実際に利益を確保するには、強気相場のうちに迅速かつ積極的に売却することが重要です。
そうすることで、弱気相場が訪れた際にもポートフォリオを強固な状態に保つことができると考えています。
言い換えれば、私の最優先事項は市場平均を上回るパフォーマンス(アウトパフォーマンス)を実現することです。そして第二の優先事項は、ポートフォリオにおいて均等に分散投資した銘柄を、1年間自信を持って保有し、結果的にアウトパフォーマンスを達成することです。
「2024年1月にサムサラ(IOT)を買っていたら、大きく利益を得られた」というのは、私にはもはや関係のない話です。
私にとって重要なことは、私自身の分析を信じ、分析通りに行動する自信を持てたかどうかです。
現実的に考えて、読者の中には、サムサラが強かったときに購入し、その後下落でストップロスにかかり、「ダメな銘柄だった」として忘れてしまった方もいるかもしれません。
私の目標は、アウトパフォーマンスを達成することであり、可能であれば、「インフレクション投資」戦略の魅力を皆さんに理解していただくことだと考えています。
インフレクション投資の理解
このプロセスには時間がかかります。インフレクション投資の手法に自信を持つには、数ヶ月(通常3〜6ヶ月)は必要です。
因みに、直近、下記のレポートにおいて、私が実践するインフレクション投資に関して詳しく解説しておりますので併せてご覧ください。
そして、さらに厄介なのは、すでに投資経験のある方がこの戦略に取り組む場合です。なぜかと言うと、
例えば、これはプロの整備工場に行って、「オイル交換の最適な方法はこうだ」と整備士に教えようとするようなものです。
もちろん、皆さんがそれぞれの経験を持っていることは素晴らしいことです。しかし、私の専門であるインフレクション投資において、「自分の方が上手くやれる」と考えてしまうと、結果的に壁にぶつかることになります。
インフレクション投資は、短期的な勝利を狙うものではありません。一貫性が重要であり、じっくり時間をかけて戦略に自信を持つことが必要です。
パフォーマンスを焦って向上させようとするのは逆効果です。それは単なる「ヒーロー投資」です。そして、「ヒーロー投資」は「ゼロ投資」への第一歩になり得ます。
そもそも、整備士がオイル交換の最適な方法を知っているのに、それを変えようとする必要はありません。
結論
私の考えでは、「強気相場で一貫して売る」か「弱気相場で仕方なく売る」か、どちらかしか選択肢はなく、中間の選択肢は存在しないと考えています。
そして、私はこれまでに何度も同じパターンを見てきました。市場が下落に転じると、投資家はパニックになり、最悪のタイミングで株を売却してしまいます。
だからこそ、私は株価が目標に到達する前に、積極的に売却するのです。これが私の「規律あるインフレクション投資」の本質です。市場が必然的に下落する局面に備え、ポートフォリオを守ることが最も重要なのです。
そのため、私にとって、一貫性こそがアウトパフォーマンスの最大の秘訣であると考えています。そして正直なところ、他の投資家が慌てて出口を探しているときに、冷静に戦略を実行する方がはるかに良いと見ています。
また、私はテクノロジー&エネルギー銘柄に関するレポートを毎週複数執筆しておりますので、私のインフレクション投資に関心がございましたら、私のプロフィール上にてフォローをしていただくと、ポートフォリオへの新規組み入れや除外の際に私が最新のレポートを執筆する度に、リアルタイムでメール経由でお知らせを受け取ることができます。
さらに、その他のアナリストも詳細な分析レポートを日々執筆しており、インベストリンゴのプラットフォーム上では「毎月約100件、年間で1000件以上」のレポートを提供しております。
そこで、私のテクノロジー&エネルギー銘柄に関する最新レポートを見逃さないために、是非、フォローしていただければと思います!
その他のサムサラ(IOT)に関するレポートに関心がございましたら、是非、こちらのリンクより、サムサラのページにてご覧いただければと思います。
加えて、今回の決算では、新たにパランティア・テクノロジーズ(PLTR)とアトラシアン(TEAM)をポートフォリオに追加しており、下記の詳細な分析レポートも執筆しておりますので、是非、併せてご覧いただければと思います。
パランティア・テクノロジーズ
アトラシアン
アナリスト紹介:マイケル・ウィギンズ・ デ・オリベイラ
📍テクノロジー&エネルギー担当
オリベイラ氏のその他のテクノロジー&エネルギー銘柄のレポートに関心がございましたら、こちらのリンクより、オリベイラ氏のプロフィールページにてご覧いただければと思います。
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