ナンシー・ペロシ氏のポートフォリオとは?ペロシ氏はエヌビディアを購入?注目のトランプ関連銘柄とペロシ関連銘柄を徹底解説!
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- 本稿では、アメリカの著名政治家「ナンシー・ペロシ氏のポートフォリオとは?」という疑問に答えるべく、注目のトランプ関連銘柄とペロシ関連銘柄を詳しく解説していきます。
- トランプ氏の再就任に伴い、注目される「トランプ銘柄」として、マラ・ホールディングス(MARA)やVICIプロパティーズ(VICI)を、割安な評価や成長性を理由に紹介していきます。
- マラ・ホールディングスはビットコイン保有量やマイニング規模で競合他社を上回り、成長余地と収益多角化の観点から魅力的な投資先であるように見えます。
- また、アメリカの著名政治家であるナンシー・ペロシ氏は、エヌビディア(NVDA)の追加購入やテンパスAI(TEM)の新規ポジション取得など、戦略的な投資を行い高いパフォーマンスを維持しています。
はじめに
トランプ氏が再び正式に就任。賢い投資家たちは、この意味をよく理解しています。
政治的な意見はさておき、ナンシー・ペロシ氏もトランプラリーに乗り出し、最近IPOしたばかりのAI企業にも投資しています。
また、市場を上回る成果を出している私のアルゴリズムが、押し目買いに適した銘柄を検出しました。
さらに、私の運用しているポートフォリオの1つである「スイングポートフォリオ」は、マイクロストラテジー(MSTR)のロングポジションをタイミングよく追加したことで、過去最高のパフォーマンスに近づいています。
そして、本稿で得られる情報は下記の通りです。
- トランプ大統領就任で利益を狙える可能性のある「注目のトランプ銘柄2選」
- ナンシー・ペロシ氏を含むワシントンDCの内部関係者が先月購入した銘柄
- 市場を上回る成果を出している私のアルゴリズムが発信する買いシグナル
- 先週12%上昇した私のスイングポートフォリオの最新状況
「トランプ銘柄」さらに2選!
信じられないかもしれませんが、トランプ銘柄としてまた2銘柄のご紹介です。
昨年11月に、注目しているトランプ銘柄としてテスラ(TSLA)、トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループ(DJT)、コインベース(COIN)を含む5銘柄を取り上げました。これらの銘柄はその後、非常に好調なパフォーマンスを見せています。詳細は下記のレポートをご覧ください。
その後さらに、エネルギーやヘルスケア関連を含む2銘柄を追加しており、詳細は下記のレポートにて解説しております。
そして今回は、合計9銘柄になるよう、新たに2銘柄を追加します!
これら2つの銘柄は、それぞれ独自の理由で非常に魅力的な投資先となっています。私自身、一部を長期ポートフォリオに組み入れており、場合によってはトレード用にさらに追加購入するかもしれません。
マラ・ホールディングス(MARA)
(出所:Seeking Alpha)
言うまでもなく、トランプ氏は暗号資産市場において強気の影響力を持つ存在です。自身の暗号資産を立ち上げたうえ、ビットコイン(BTCUSD)を積極的に推進している人物でもあります。
興味深いことに、ビットコインはすでに10万ドルを大きく超え、強気相場が続いていますが、多くのマイニング企業はその流れに追いつけていない状況です。
特にマラ・ホールディングス(MARA)に関しては、この状況はあまり理にかなっていません。以下のポイントを考慮してみてください:
ビットコイン保有状況
上場企業の中で2番目に多いビットコイン(44,893BTC)を保有。マイクロストラテジー(MSTR)に次ぐ規模です。
低いバリュエーション
同業他社と比べて大幅に割安な評価(mNAVがBTC価値の1.349倍)で取引されており、大きな上昇余地が見込めるように見えます。
最大のビットコインマイナー
上場企業として最大規模のマイニング事業を運営(53.2EH/s)。自社の保有ビットコインを増やすために大量のBTCを生成しています。
革新的な収益源
ビットコイン貸付、エネルギー販売、その他の事業(例: 2PICやKaspaマイニング)を通じて収益を多角化しています。
効率的な資本戦略
低金利の転換社債を活用してビットコインを蓄積し、マイクロストラテジーの成功モデルを踏襲しています。
レバレッジ効果で高いリターン
ビットコインの強気相場では高いレバレッジがリターンを増幅させ、リスク許容度の高い投資家にとって魅力的です。
相対的なバリュエーションのギャップ
ライオット・プラットフォームズ(RIOT)のような同業他社は、より小規模なマイニング事業にもかかわらず高い評価を受けており、市場がマラ・ホールディングスを過小評価している可能性があります。
(出所:TrendSpider)
マラ・ホールディングスは10月以来、緩やかな上昇を続けており、いよいよ大きなブレイクアウトが期待できそうです。MACDが強気に転じ、日足の全てのEMA(指数平滑移動平均線)を再び上回っています。
マラ・ホールディングスは、ビットコインの大規模保有という強みと、最大規模のビットコインマイナーとしての運営上の優位性を兼ね備えています。その割安なバリュエーションとマイクロストラテジーとの類似性は、特にビットコイン市場が上昇局面にある中で、投資家にとって非常に魅力的な投資機会を提供しているように見えます。
VICIプロパティーズ(VICI)
(出所:Seeking Alpha)
そうです、VICIプロパティーズ(VICI)はREITです。でも、トランプ氏が何よりもまず不動産開発業者であることを忘れていませんか?
確かに、昨年は金利上昇の影響でREITのパフォーマンスが振るいませんでした。しかし、この状況はいつまで続くのでしょうか? トランプ氏が高金利や負債にどう感じているかは明らかです(多くの人と同じように、それを好んでいないはずです)。
しかし、多くの人と違い、トランプ氏にはそれを実際に変える力があります。
VICIプロパティーズは、足元のバリュエーション水準からも注目されています。バリュエーションが割安であり、ウォール街のアナリストからも高い評価を受けている点が魅力です。
私が特に気に入っているのは、同REITが他のREITと一線を画すいくつかの差別化要因を持っており、強力な経済的な堀(モート)を形成していることです。
カジノセグメントでの圧倒的優位性
高い参入障壁:ゲーミングプロパティは長期契約(約41年)、CPI連動の家賃増加(90%)、そしてSEC(証券取引委員会)への報告義務による高いテナント透明性を特徴としています。
ラスベガスでの優良資産:同REITはラスベガス・ストリップで10のトロフィー資産を所有しており、660エーカーの土地、約41,400室のホテル客室、5.9百万平方フィートのコンベンションスペースを含んでいます。
多様な体験型投資
戦略的な買収:同REITは、Bowlero、Chelsea Piers、Canyon Ranchへの投資を通じて、ヘルス&フィットネス、アミューズメントパーク、エンターテインメントセンターといった分野へ事業を拡大しています。
成長志向のオペレーターとのパートナーシップ:同REITは、BowleroやCanyon Ranchといったパートナーから不動産資産を取得する権利を保持しており、継続的な成長機会を確保しています。
業界トップクラスの配当成長
配当の強み:予想配当利回りは5.9%で、AFFO(Adjusted Funds From Operations:調整後営業資金)の75%で十分にカバーされています。同REITの成長軌道は、将来的に「配当貴族」の地位を獲得する可能性を示しています。
財務の強靭性
高い流動性:2024年第3四半期時点で総流動性は29億ドルに達し、継続的な買収や資本プロジェクトを支える十分な基盤を確保しています。
コスト効率:G&A(一般管理費)費用は収益の1.7%と、業界トップレベルの効率性を誇ります。
VICIプロパティーズの取引価格はAFFOの約13倍で、リアルティ・インカム(O)やゲーミング・アンド・レジャー・プロパティーズ(GLPI)と同水準です。2024年のAFFOは4%の成長が予測されており、市場がその独自のポジショニングを評価するにつれ、さらなるバリュエーションの成長も期待できます。
以上より、同REITは、安定した収益と長期的な成長を求める投資家にとって魅力的な選択肢であるように見えます。現在の価格水準では、市場から強い買い推奨の評価を受けており、年末の目標株価は33ドルとされていることからも、非常に魅力的な投資機会であるように見えます。
ナンシー・ペロシ氏が「トランプ銘柄」を購入
投資では感情を排除することが重要ですが、まさにナンシー・ペロシ氏はそれを実践しています。
2024年も市場を大きく上回る成績を収め(ペロシ氏71%、市場24.9%)、彼女が最近購入したのはこれらの銘柄です。
(出所:Trendspider)
ここで紹介するデータは、優れたトラッカーを提供するTrendspiderによるものです。その中には「ペロシ・トラッカー」も含まれています。上記のデータは全体的な議会メンバーの取引を示していますが、今回は「GOAT(史上最高)」であるナンシー・ペロシ氏に焦点を当てます。
彼女は12月20日から1月17日の間に9件の取引を行い、そのうち7件は株式オプションの購入、2件は売却でした。
注目すべきは、彼女がアップル(AAPL)の株式31,600株を791万ドルで売却し、一方でエヌビディア(NVDA)の株式10,000株を134万ドルで追加購入した点です。そのタイミングは見事で、エヌビディアが2.5%上昇する一方、アップルは8.2%下落しました。
さらにペロシ氏は、ビストラ(VST)とテンパスAI(TEM)の2銘柄で新規にポジションを取っています。両銘柄でコールオプションを取得し、ビストラの原子力分野での成長や、テンパスAIのヘルスケア分野での可能性に賭けています。
IPO以降、株価が下落しているものの、テンパスAIは有望なAI銘柄と見なされており、投資の達人キャシー・ウッド氏にも支持されています。
テンパスAIについては、次章でさらに詳しく解説しますが、その前に、当社のアルゴリズムが注目すべき買いシグナルをいくつか検出しましたので、こちらから解説していきたいと思います。
次章もお見逃しなく!
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※続きは「【AI】テンパスAI(TEM)の将来性とは?ナンシー・ペロシ氏が注目のAI銘柄とスイングポートフォリオの最新動向を徹底解説!」をご覧ください。
アナリスト紹介:ジェームズ・ フォード
📍米国マクロ経済&テクノロジー担当
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